胡桃パンを焼いて出かけ、帰ってくるとちぎって食べた跡があった。
不意に、映画『しあわせのパン』を思い出す。
パンをちぎって、分け合うシーンが印象的な映画だ。
田舎パン「カンパーニュ」の語源「カンパニオ」は、「パンを分け合う人々」のことだと知った映画だった。
たぶん「カンパニー」の語源でもあるのだろう。
「パンを分け合う人々」は、「仲間」であり「家族の原点」なのだ。
2012年に公開されたこの映画のキャッチコピーは、「わけあうたびに わかりあえる 気がする」だったそうだ。
夫がちぎったパンを見て、いつしかこうして家族になったのだなと思った。
夫がちぎった胡桃パン。「食べていいよ。冷めたらジップロックに入れておいて」と頼んで出かけました。
横から見ると、こんな感じ。焼き立ては、「モチモチで美味しかった」そうです。
スライスして。胡桃は身体にいい成分もいっぱいあるんですよね。
翌朝のご飯。胡桃パンも定番になりました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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