石田ゆり子の写真エッセイ集『Lily―日々のカケラ―』に乗っていたレシピで、油淋鶏をよく作る。
タレに、生姜1個、にんにく2片、葱1本をみじん切りにしていれるという豪快さが気に入っている。
(石田ゆり子って、豪快! と、意外さにうれしくなる)
醤油大さじ3、酢大さじ2、砂糖ふたつまみ、胡麻油小さじ1、豆板醬小さじ1に、それらの香味を混ぜ合わせ、衣をつけて揚げ焼きにした鶏肉にかける。
たいていは、夕餉の食卓に登場するメニューだが、夫の在宅ワークが増え、ランチメニューとしても活躍するようになった。
さて。油淋鶏は2年ほど前から登場するようになった新メニューだが、もう10年以上まえから我が家の定番料理として活躍してくれている茄子の揚げ浸しがある。
麺つゆに浸す簡単さっぱりバージョンも美味しいが、生姜とにんにく、葱をたっぷり刻んで豆板醬の辛味を利かせた中華バージョンもたまに食べたくなる。
その中華バージョンのタレが、油淋鶏のタレと似ていることに最近気づいた。
茄子の方が砂糖と味醂の甘味が濃く、油淋鶏には胡麻油が入っているが、あとは醤油と酢、豆板醬などほとんど同じ調味料を使う。
こういうタレを何と呼ぶのだろうと調べると「香味ダレ」と出てきた。
様々使えることから「万能香味ダレ」と呼ぶサイトも、けっこうあった。
「そうか、ほかにも使えるのか」
さっそくニジマスの唐揚げに、かけてみた。美味しかった。
これは、使える。
夫とのランチに作った油淋鶏。リモートワークで、週4~5日はランチも一緒に食べるようになりました。
こちらは、香味ダレをかけた揚げ茄子。栗原はるみレシピです。オクラさんにいただいた茄子で。
揚げ茄子は、翌朝も登場。ご飯にも合います。油淋鶏は残りません(笑)
ニジマスの唐揚げを、香味ダレで。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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