きのうの土曜、久しぶりに「仁田平マルシェ」でランチした。一度夫を連れて行きたいと思っていた。なにしろ料理は美味しいし、雰囲気も好みだろうと思っていたのだ。
ふたり、いくつかあるパスタランチで迷いながら、わたしは、茄子とベーコンのアラビアータ。夫は、菜の花と帆立のペペロンチーノにした。
こういうとき、たいてい半分ほど食べてから取り替えて違う味を楽しむ。
そして、たいてい夫は言う。
「勝ったな」
しかし、きのうはわたしも譲らなかった。
「そう? わたしはこっちの方が好きだな。茄子がとびきり美味しいし」
すると、うすうす気になっていたことを指摘された。
「最近きみさ、肉、好きだよね。あと濃い味も」
「そうかな」
しらばっくれつつも、最近たしかに、なぜだか肉や脂っこいものが食べたくなるんだよなあ、と首をかしげる。野菜はもちろん大好きなんだけど。
肉が食べたくなるときは、身体が疲れているときか、精神的に参っているときが多いと聞くが、そんなに疲れているんだろうか。それでもまあ、食べたいものを食べるのが身体にも心にも、たぶんいいのだろう。
食事制限がない幸せを噛みしめつつ、食べ過ぎ注意と太字でかいたポスターを心に大きく貼った。
新鮮野菜のサラダ。手作りドレッシングがまたグッド。
野菜ときのこのスープ。里芋がとろける味わい。
わたしがオーダーした茄子とベーコンのアラビアータ。茄子に味が沁みていてとってもやわらかかった。
夫が食べた菜の花と帆立のペペロンチーノ。写真は、負けますが(笑)
その後、所用があって「ハーベストテラス八ヶ岳」へ。夫は、季節限定苺パフェ。
わたしは、すっきりとしたリフレッシュ・ハーブティを。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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