庭の茗荷を初収穫した。夏である。
今年は梅雨が長かったこともあり、ぽっかり夏がやってきて、ぽっと茗荷が出てきたようなぼんやりとした感覚だ。
それでも広がる青空に真っ白い入道雲がむくむく浮かんでいるのを眺めるのは気持ちがいい。ホッとした気持ちになる。
例年なら、ぼやきが出るところだ。
「暑すぎ! だるくて、もうなんにもやりたくない」
そして、ツッコミを入れられる。
「雨ばっかりでなんにもヤル気起こらない。早く梅雨が明けないかなあって、言ってたくせに」
茗荷を楽しもう。そして、夏を楽しもうと思う。
日々、問われているような気がするのだ。
今ある大切なものに目を向けているのかと。
収穫した茗荷たち。
朝食のお味噌汁にもたっぷりのせて。
ひとりランチは、茗荷、生姜、大葉の混ぜ寿司。残り物のお味噌汁にもまた茗荷。
さえさんの所は、これからどんどん茗荷が収穫出来そうですね。
うちは5つ採れて、もうそれが最後か、姿が見えません。(ーー;)
今年の長雨で、畑を借りている近所の人も、ダメになった野菜が多かったって言ってましたね。
それでもやっと夏らしい夏になってきて、エアコンもフル稼働しています。
歳と共に夏も苦手になってきましたが、今年はさらに我慢や心配の夏です。
それでも私も小さく楽しみますよ。(笑)
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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