福岡で暮らす夫の友人から「努努鶏」なるものを送っていただいた。
博多名物らしい。
「冷やして食べるんだって」
冷凍だが、冷凍庫から出して5~10分でそのまま食べるのがおススメとある。ちょっとくらい凍っているのが好きな人もいるらしい。
「なんでやねん。そら、あっためた方が美味いやろ」
神戸時代の友人からのプレゼントなので、夫は素早く関西弁になり、思いっきり否定した。
しかし、友人からのメッセージにも「冷たいまま食べてください」とある。
そして、「決して、温めないでください」の文字。
「努努、疑うことなかれ」ともある。
「これ、ゆめゆめって読むんだね」
「美味いやん」
そうして、夕飯のメニューを急遽変更して、冷たいままいただいたのだった。
パンフにも、ホームページにも、〈「普通」という概念をくつがえす味わいを追求したこだわりの逸品〉とあるように、「美味しい唐揚げ=熱々ジューシー」という常識からいったん離れ、「冷たいままが美味しい」おかずではなく「かたくてつまみになる唐揚げ」を開発したそうだ。
福岡では、コンビニのアイスクリームコーナーにも置いてあるらしい。
努努鶏は、身が締まっていてかたく、しっかりと甘辛い味がつけてあって、とても美味しかった。
そのかたさに、味に、他人と同じことをしていては商売は成功しないという、強い意思のようなものが感じられた。
この箱に入っていました。
重要なお知らせですとあるので、開けてみると。
きもかわいいキャラクター。昭和56年から揚げてるんだね。
これです。冷たい。でも、美味しい!
毎晩、晩酌をする我が家にはぴったりです。
名前もインパクトあって、冷たいまま食べるってうのも想像しづらくて、余計に食べてみたい気になりますね。
何処かで見つけたら、きっと買います。(^^♪
そのうち話題になって、テレビとかにも取り上げられるかもしれませんね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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