近所で自給自足に近い暮らしをしている方から、夏野菜をいただいた。
大きな南瓜のほかは、今日収穫したばかりの野菜たち。
胡瓜、茄子、ゴーヤ、オクラ、サニーレタス、ピーマン、唐辛子。初めて聞く名の「感激アミーゴ」という唐辛子もある。旨辛いそうだ。
さっそく夕飯に、夏野菜のカレーを煮ることにした。
挽肉などの買い物を済ませ帰宅したあと、パンがないことに気づく。ままあることだ。
このところ、天然酵母パンも暑くて焼く気にならず近所のパン屋さんで購入していたのだが、切らしていた。
「パン、忘れちゃったよ」
すれ違いに出かけるところだった夫にこぼすと、買ってくると言ってくれた。
さて。夫は、オカネイラズでカーテンを貰ってくれる人に会いに出かけていたのだが、帰ってきて少し興奮気味に紙の包みを見せた。
「すごいよ」
「なに?」
「やまにのパン、貰った」
「ほんとに?」
「やまに」は町内にある美味しいと評判のパン屋さんで、包みの中身は天然酵母のフランスパンだった。まだ温かかったので、ふたりで味見した。
「うまい!」
「うん、美味しい。カレーにぴったりじゃない、これ」
パンを買い忘れたら、パンが届いた。
これは、ままあること、ではない。
いろいろあるのが、うれしい♡
薄緑色の唐辛子が「感激アミーゴ」という品種。おもしろいネーミング!
いただいたフランスパン。天然酵母のフルーツの味わいでした。りんごの酵母だそうです。
南瓜とオクラは、煮溶けてしまいそうなのでトッピングにしました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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