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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

大粒の丹波栗

神戸に住む夫の叔父から、丹波の黒大豆枝豆が届いた。

毎年送ってくださるので、塩茹でに、豆ご飯に、毎年楽しませてもらっている。

 

その枝豆と一緒に、丹波の栗も入っていた。大粒の美しく立派な栗だ。

栗の皮を剥くのはたいへんだが、さっそく剥いて栗ご飯にした。

なにしろ大粒の栗である。5つも剥けば、毎朝炊いているふたり分1合のご飯にはじゅうぶんだ。夕食後キッチンに立ち、一緒に剥こうかと言ってくれた夫を制し、すぐに剥き終えた。

「粒が大きいから、5つでいいし、楽ちんだよ」

その栗を剥きながら、考えた。

「もうちょっと大きかったら、3つで栗ご飯?」

さらに、楽ちんかも知れない。

「じゃあ、もっと大きい栗だったら?」

南瓜サイズの栗を思い浮かべる。そしてさらには、その南瓜大の栗の隣りに立つ、野ねずみサイズの自分を。

「いやいや、ないない」

大きすぎる栗を剥くのは、大仕事だろう。

 

大きさを測る感覚は、ときに立ちくらみしたかのように揺れ、想像と錯覚のあいだを行ったり来たりする。例えば買い換えて大きさが変わったスマホをじっと見つめていると、周囲のものの大きさが微妙にずれて感じるときがある。5cm小さくなったテーブル、1cm大きくなった椅子、5mm横長になった文庫本。周囲が微妙にサイズを変えてしまったような錯覚に陥るのだ。

確かなようでいて、不確かなもの。たぶん、それは自分自身なのだと我に返る。

 

丹波の栗は旨みが濃く、木の実然とした味がした。

CIMG3148太い枝にいっぱい生っています。これが3束も入っていました。

CIMG3102

まずは塩茹で。8分茹でて硬めです。

CIMG3107

ちょっと黒みがかっています。美味い!

CIMG3124そして豆ご飯。1合炊きました。ふたりで1合は少ないとも言われますが、年齢的には、このくらいがいいんじゃないかな?  ご飯土鍋、日々活躍しています。

CIMG3130枝豆の皮が黒いです。でもなかはきれいな黄緑色をしています。

CIMG3126土曜の朝食風景です。お味噌汁は大根、インゲン、シメジ、油揚げ、薬味に葱。エシャレットの残りも入れたら夫にダメだしされました(笑)

CIMG3136丹波栗。粒がほんとうに大きいんです。それに、とってもきれい。

CIMG31381合炊くには栗5つでOK! ダイナミックです。

CIMG3141日曜日の朝ご飯風景です。神戸の義父が送ってくれた甲南漬けも少し残っています。お味噌汁はレンコン、インゲン、シメジ、油揚げで、薬味に茗荷。

COMMENT

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  1. papermoon より:

    さえさん、おはようございます!

    さっき、コメントを途中送信してしまいました・・
    一体、これで何度目なんだろう・・・(泣)
    例のよって先程のは無視してくださいね。

    さてさて、なんて大きな栗なんでしょう!!
    こんなに大きかったら2人分のご飯には5粒で充分すぎるくらいですよね。
    たくさん皮を剥く手間が省けてよかったですね。

    豆ごはんも美味しそう!!
    さえさんちのご飯の記事を読んでいるといつもヨダレが・・(笑)
    やっぱり朝食をがっつり食べると一日元気でいられますよね。

    寒くなってきましたが、お風邪には気をつけてくださいね。

    • さえ より:

      papermoonさん
      丹波の栗、大きいでしょう?
      5つくらいなら剥くのも朝飯前!(夕食後でしたが)
      栗ご飯、美味しかったです。
      枝豆ご飯も、黒大豆の香ばしさが効いていました。
      ほんと、朝ご飯ちゃんと食べなくちゃ元気も湧いてきませんよね♩
      papermoonさんも、温かいものを食べて風邪など気をつけてくださいね~

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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