風のない冬晴れの日、夫がウッドデッキにスモーカーを出した。

5日ほど前から漬け込んでいた豚バラ肉の塊を、前日から塩抜きし、塩梅を見てスモークを始める。

「寒くなると、スモークしたくなるのかな？」

そう問うと、

「肉の塊を見ると、スモークしたくなるんだよ」

との答え。

そういえば、一緒にスーパーに行ったときに、塊肉を買ったのだった。

「田舎暮らしの楽しみ方」シリーズでも紹介した、スモーク。

夫はもう、慣れたものだ。

その夜は、ベーコンのほか、一緒にスモークしたチーズや茹で卵、鶏ササミなどを並べ、舌鼓を打った。

美味しい。美味しいのに、録画していたドラマ『妻、小学生になる』に気をとられていたわたしは、リアクションなしで普通に食べていた。

「ベーコン、どう？」

と問われ、我に返る。

「すっごく美味しい！　塩加減が絶妙」

いやはや。夫がスモークしたベーコンを食べるということに、すっかり慣れてしまっていたのだ。

日常のなかにある幸せを、そして美味しいベーコンを、もっともっと噛みしめなくては。

かなり年季が入ったR2D2です。

口を開けたR2D2（笑）

豚バラ肉の塊！　ベーコンです。

ベーコンの次は、チーズと茹で卵、鶏ササミを。

スモーク・オン・パレード！

ベーコンの塩加減が絶妙でした。

鶏ササミは、とてもやわらかかった。

翌朝は、朝食にも登場しました。