毎週夫を送り迎えする隣りの市の駅、JR韮崎駅近くにあるビル「アメリカヤ」のカフェを取材した。
築50年ほどの、昔、商店街のランドマークだったビルをリノベーションしたレトロで洒落た建物だ。カフェもその雰囲気を大切にしながら、くつろげる空間になっている。
友人ともランチして、のんびり珈琲を飲みながらおしゃべりに花を咲かせたのだが、ふと彼女のカップが自分のとは違うんだけど落ち着いた雰囲気が似ていることや、古くはないんだけどレトロな感じがすることなんかを考えていたら、何かがすれ違うような入れ代わるような、不思議な一瞬に捕らえられた。
もしもタイムスリップしたとしたら、こんな感覚に陥るのかも知れない。
古き良き部分が、なつかしさや居心地の良さを与え、今の時代だからこそ加えられる新しさが、新鮮な風を吹かせる。
そんな新しいものと古いものとが混在している空間に足を踏み入れ、古き良きものを大切にしていこうという気持ちになった。
カフェ入口です。緑が落ち着くさわやかさ。
石造りの建物に、木のテーブルやドアの雰囲気がいいんです。
緑が見える窓際のカウンター席。
レトロなストーブやタイプライター。
珈琲カップも、いい感じ。「AKITOCOFFEE」の豆でした。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
【レトロ時間をアメリカヤで~ゆったり時間が流れるカフェ「ボンシイク」】
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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