先週末、友人とのランチで食べたナポリタンが、とびきり美味しかった。
昔懐かしいウインナー&ケチャップ味と、今風にもちもち生パスタで半熟卵がトッピングされているのとで、新感覚ともいえる美味しさだった。
JR中央線高円寺駅から歩いてすぐの『イタリアン居酒屋ウシータ』。名前からして、夜はイタリアンとワインが楽しめるんだろうな。
店名ウシータ(uscita)は、イタリア語で「出口」だ。
出口へ行こう。気持ちを解放しよう。楽しもう。そんな意味合いがあるらしい。
友人たちとは十代の頃からの付き合いで、昔懐かしいナポリタンも今風なパスタもともに通りすぎてきた仲だ。
そんな彼女たちと変わらず他愛もなく近況をしゃべりつつも思ったのは、出口を探し模索している世代なのかも知れないということ。
アラ還で、夫は還暦をすぎ、親も老い、仕事に家庭に分岐点をすぐそこに控えている。
ウシータの向こうにはどんな世界が待っているのだろう。
扉を開いてみないことには、誰にもわからない。
写真にも、手打ちパスタのもちもち感が現れていますね。
最近、パスタランチの機会がけっこうありました。小菅村で。
実家に帰ったときに、巣鴨の駅ビルで。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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