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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

春大根

明野産直野菜売り場で、立派な大根を見つけた。

瑞々しく葉が茂っている。もちろん大根自体も細く長いがずしりと重く水分をたっぷり含んでいるのがわかった。「春大根」150円とある。買いだ。

 

さっそく葉っぱを炒め煮にした。

胡麻油で炒めてみりんと醤油で味つけし、さっと煮る。鷹の爪も少しだけ入れた。新鮮なので、5分ほどで火を止めたが、シャキシャキ感が残ってちょうどよかった。

 

それから頭の方3分の2を煮物にした。

安い骨付き鶏と合わせて煮ると、味わいが増す。これは2時間ほどゆっくりと煮た。

 

最後は大根おろし。

辛みが強いしっぽの方なので、食べる少し前におろしておく。辛いのは好きだが、おろして5分のもっとも辛いものよりは少し置いた方が好きだ。

鯵の塩焼きに添えた。

 

少しまえ、若い友人が言っていた。

「大根って、1本買うと食べきれないですよね」

3歳のお子さんとご夫婦という家族構成なので、食べる量は似たようなものだろう。若いから、我が家より1割り増しくらいかもしれない。

「えっ? うちは冬場なら10本くらいは普通に食べられるけど」

小さめなら1本丸々煮物にする。半分大根おろしにして食べ切ることもある。帆立缶と合わせた大根サラダも定番だ。味噌汁では主役級だし、短冊に切って豚肉と中華風に炒めても美味しい。

結局は、好きってことなのだろうか。

いや、ここの土地はむかしから「浅尾大根」で有名な大根の村だった。年に一度「ダイコン祭り」だってある。

やはり美味しいのだ。

 

美味しい大根が食べられる幸せを、春大根でまた味わうことができる。田舎ならではの悦びだ。

写真では「立派さ」があらわせなくて残念。

まずは、葉を炒め煮にしました。

3分の2は煮物。骨付き鶏肉と煮て。

残りは大根おろしにしました。

鯵の塩焼きに添えて。それからシラスおろしにも。

COMMENT

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  1. ユミ より:

    ダイコン祭りなんてあるんですね~~
    大根をおろす大会も盛り上がりそうですね。
    冬の大根が、甘いっていうイメージだけど、春大根もみずみずしくて美味しそう。
    こちらのスーパーでは、葉っぱを落とした大根がほとんどだけど、産直では葉っぱつきがよく並んでいます。
    葉っぱつきの大根を見つけると、私も買って、色々食べつくしますよ。

  2. さえ より:

    >ユミさん
    ダイコン祭り、毎年11月3日に温泉前の芝生広場でやるんですよ。
    近くの畑で大根抜き放題とかもあって。
    今年はやるのかな~?
    こちらもスーパーでは、葉っぱを落とした大根がほとんど。
    でも葉っぱがついているものの方がやわらかくて美味しいって農家さんが言っていました。
    落としてあると、トウが立っていても誤魔化せるからと。
    葉っぱも美味しいですよね。いろいろ食べつくすのってマクロビの基本でもあるし、身体にもいいってことなんですよね。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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