日々緑濃くなるなか、庭の幸を楽しんでいる。
何年か前に植えて、毎年出てくるアスパラも少しずつ食べている。
イタリアンパセリやアップルミント、雑草の野蒜も美味しい。
今は、木の芽と呼ばれる山椒の葉が若く香り濃い季節だ。毎朝の味噌汁の薬味にして、この時期ならではの味を日々満喫している。
「あ、なんかきのうより、木の芽の香り強くなってるね」
「ほんとだ。うーん、いい香り」
新緑が日々緑濃くなるさまと同じく、木の芽の味も変化している。どんどん木の芽らしくなっていく気がする。
おっと、使ってしまった。「何々らしく」とか「自分らしさ」とかいう言葉が苦手で、使うたびに居心地が悪くなるのだ。
木の芽だって、きのうも今日も明日も、明後日だって木の芽だっていうのに、今日の方が木の芽らしいなどと言われたら気分を損ねるかも知れない。
わたしが感じる木の芽の香りと、夫が思う木の芽とだって正確には同じではないだろうし、山椒の葉にしたら人間の勝手な言い分でしかないだろう。
自分らしさ。あなたらしい。わたしはわたしらしく。
たぶん、夫が感じるわたしらしさと、友人が感じるわたしらしさと、自分で思っているわたしらしさとは、違っている。あなたらしさも、たぶん誰が感じるかによって違っている。木の芽も、アスパラもミントもパセリだって、感じ方によって違ってくる。その違いは、数えれば無限に存在すると言ってもいい。
そんなことを考えながら、毎日香り濃くなっていく木の芽を楽しんでいる。
毎朝の味噌汁の薬味にしています。この季節限りの贅沢。
野蒜とイタリアンパセリ入りの茹で卵ディップ。
友人宅のホームパーティに持っていったアンチョビ入りポテトサラダ。アップルミントが合います。ガラスの器は川魚をイメージしたリサイクルガラスです。
以前、私は人からどんな風にみられているんだろうって思った事がありました。
私らしいってどんな私だろう~って。
確かに誰が感じるかによって、みんな違うんですよね。
自分が思う自分らしいは、心のままに忠実に生きる事なのかしら。
木の芽が庭になってるんですね。
竹の子を炊くのに入れたいと思って、スーパーで見ると、意外に高いんですよね。
香りづけやちょっとした薬味にある物が、お庭にあるなんて羨ましいです。
そう思って私も茗荷をプランターで植えたんですけどね。
まだ収穫できる段階ではないんですけど、芽はたくさん出てきてます。(∀`*ゞ)テヘッ
ユミさん
人からどんなふうに見られているんだろうって思うこと、ありますよね。
わたしは車は黒が好きで、それをよく驚かれます。赤とか、あるいはパステルカラーの車に乗っていそうな雰囲気だそうです。
自分では、そう言われてもな~と混乱するだけなんですが(笑)
心のままに忠実に。そんな風に生きていきたいものですよね。
木の芽、買うとほんと、意外にお高いんですよね。
今の季節に、せっせと楽しんでいます。
茗荷、楽しみですね♩我が家の庭の茗荷も芽を出しました~
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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