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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

母の日

上の娘から、うなぎが届いた。

母の日のプレゼントだ。

箱を開けた途端に、夫とふたり大笑いした。

なぜなら、わたしの母と夫の母に、母の日にとうなぎを贈っていたからだ。

「親子だねえ」

「まったくねえ」

 

義母と電話で話すと、

「母親らしいことなんて何もしていないのに、『母の日』なんてくすぐったい感じがするわ」

そう言いながらも喜んでくれたようだった。

 

そのくすっぐったい感じ、よくわかる。

もちろん義母が母親らしいことをしていないとは思わない。

けれどわたし自身、子どもたちと暮らした日々には、もっとこうすればよかった、ああすればよかったと後悔ばかりが浮かんでしまう。いいお母さんになんかなれなかった。

義母の思いとはまた少し違うのかも知れないけれど、ぴりりと辛い山椒のようなスパイスのようなものが、母の日には混じっている。

それでも、うれしい。

庭の山椒の木の芽をたっぷりのせて、炊きたてご飯でうな丼を味わった。

冷凍で届きました。

わーい。うなぎだ! うれしい。ふたりの母も喜んでくれてるかな。

さっそくいただきました。う~ん、パワー湧いてくる感じ。

肝吸いも、柚子が効いてて美味しかった。

粉山椒を切らしていたので、庭の木の芽をのせました。

今、受粉の季節なんでしょうか。蜂さん、がんばれ~

これが花なのかな。もう実を結ぶ準備をしているんだね。

COMMENT

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  1. ぱす より:

    さえさんもお母さま方にうなぎを送っておられたなんて♪
    素敵な、偶然ですね。

    ここでも、お庭の山椒が活躍しますね。
    うなぎに粉山椒を振りかけるのと、そうでないとでは違いますよね。
    肉厚のうなぎですね。嬉しい、母の日の贈り物でしたね。

  2. ユミ より:

    母の日に鰻を贈ったり、贈られたり、
    さすが母娘ですね~~
    開けたとたん大笑いになるの、わかります。
    物も記念に残るからいいのかもしれないけど、
    物を減らしたい世代の私達には、
    食べ物もいいもんだなって、今回初めて思いました。

    富士山と棚田、ナイスビューですね~
    棚田フェチにはたまりません。
    やっぱり田植えの今の季節がいいですね。

  3. さえ より:

    >ぱすさん
    そうなんです。美味しい偶然でした。
    山椒はいいですね~いろいろ活躍してくれます。
    うなぎには必須アイテムですね。
    うなぎ、パワーつきました。
    娘に感謝です。

  4. さえ より:

    >ユミさん
    ほんと、うなぎな母の日でした。
    わたしが母の日に食べ物を選んだのは、ユミさんのおっしゃるように、物を増やすよりはと思ったからでした。食べ物もいいですね。
    白い苺もうなぎも、ぱっと見てうれしいところがいいなと思いました。

    ユミさん、棚田フェチでしたね~♩
    棚田は、水を張ったとき、青々と茂っているとき、黄金に光る稲穂が揺れるとき、どれも素敵ですよね♡

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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