蒸籠を手に入れたからには、いずれゼロから作った焼売を蒸そうと思っていた。
そう思っていたら、焼売の皮がトコトコ歩いてやって来た。
わけではないが、中華料理屋さんの手作り雲呑の皮の切れ端をいただいた。
雲呑の皮と焼売の皮とは、微妙に違うらしい。けれど、いつものスーパーでは、雲呑と焼売の皮として販売しているもの1種類しか置いていない。問題はないだろう。
そして切れ端といっても、2枚併せればちょうど焼売1個を包める大きさ。さっそく焼売作りにチャレンジした。
どのレシピを見ても、コツは具をねっとりするまでとことん手で混ぜること。
手作りし、湯気の上がった蒸籠で蒸した焼売は、初めて食べたような美味しさだった。それでも、焼売の味がするのだから、クックパッドの人気レシピは侮れない。
ただかなりやわらかく、その食感がまたよかったのだけど、食べにくくはあった。改善の余地ありだ。瑞々しい新玉葱の水分が原因かもしれない。
ところで「焼売」は、蒸し料理なのに「焼く」とかく。不思議だ。
「もともとは、野菜や肉の残りを捨てるのがもったいなくて、丸めて団子にし焼いて売っていたが、人気商品となり焼く手間を省くため、大量に蒸すことにした」
あるいは、
「強い熱で蒸すことを、中国語では『焼』という」
などなど、諸説あるようだ。
皮はたっぷりいただいたので、残りは冷凍した。
次回は、なに焼売にしようか。
いただいた雲呑の皮。たっぷりありました。
2枚を、1個分にして。
包み終わりました。12個できたので、2段にして蒸すことに。
蓋を開けたときの湯気が、たまらない。ふわ~っと、杉の木の匂いがします。
一応、焼売に見えます。やわらかかったけど、めっちゃ美味しかった。むき海老の粗刻みと豚挽肉、玉葱に調味料で、これでもかというほど捏ねました。
レタスと茗荷、しらすのサラダに、揚げ雲呑の皮をトッピング。簡単中華サラダに。パリッとしていて、食が進みました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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