CATEGORY

BACKNUMBER

OTHER

はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

秋刀魚、苦いか、しょっぱいか

「あ、秋刀魚、美味しそう。塩焼きにしようかな」

スーパーの鮮魚コーナーで、そんなふうに立ち止まる季節となった。

だが待てよ、と考える。先週も食べたけど、あれ、何曜日だったかな?

「また、秋刀魚?」と、夫に言われるだろうか。今日のところは違うメニューにしておこうか。などと逡巡する日々でもある。

 

旬の美味しい魚。わたしは毎日食べても飽きないが、どのくらいの頻度で食卓に出せば喜ばれるものなのだろうか。

そこがとても、難しい。

まず、ふたりとも食に対する記憶がまちまちになってきている。きのう食べたものを思い出せないこともよくあるのに、印象に残っていれば、食べたばかりというイメージが先行する。そんなふうに考えるほどに、道に迷っていく。

夢のなかでよく、エレベーターに乗る。そして、乗ってみたらボタンがないということがある。そこで降りられればまだいいのだが、ドアは閉まり上やら下やらに進んでいく。ああ、こんなに遠くまで来てしまって、どうしたらいいのだろうと途方に暮れる。その感じと、何か似ている。

さんま さんま さんま 苦いか しょっぱいか

佐藤春夫の『秋刀魚の歌』を思い出しつつ、日本刀のように青く光る秋刀魚を眺め、とりあえず今日はと、後ろ髪を引かれながら通り過ぎるのだ。

CIMG2052太った秋刀魚でした。もうちょっと細長い秋刀魚に合う器、探そうかな。

CIMG0860冷奴にはマンネリなし。夏はいつでも食べたいメニューですね。

CIMG1192最近久しぶりに作ったメニューで喜ばれたのは、チキンカツ。

CIMG1445そして、イカゲソ揚げ。揚げ物あんまりしなくなったからかな?

CIMG2068新メニュー開拓で作ってみたゴーヤ入り炒飯。もっとゴーヤ入れてもよかった。

CIMG2140栗原はるみの『haru-mi』夏に載っていた、揚げ海老のナンプラー味ミント添えと、スプーンで食べるグリルチキンを入れたチョップドサラダにも挑戦してみました。海老ナンプラーは定番メニューになりそうです♩チョップドサラダは、野菜の量が多すぎました。改善の余地あり。美味しかったけどね。

 

COMMENT

管理人が承認するまで画面には反映されません。

CAPTCHA


  1. ユミ より:

    食欲の秋、到来ですね。
    秋と言えば、秋刀魚ですね。
    しかしまだ今年は秋刀魚、食べていません。
    そうなんですよね、印象に残っていれば、食べたばかりって思っちゃうみたいですね。
    うちもありました。
    主人に、酢豚が続いていない?って言われ、私にはそうでもないって思えたのに、
    週一か隔週くらいに帰ってくる主人にとっては、たぶん普段食べないので印象に残るんでしょうね。
    そう思われるのも仕方ないか・・・と思いながら、主人が帰って来た時のメニューを書き留める事にしてるんですよ。
    似たような物が続かないようにって事でね。
    食卓を預かる主婦は、色々考えて大変なんですよね~!

    • さえ より:

      ユミさん
      今年まだですか~たしかにひとりの食卓では焼かないし、ご主人が帰って来たら、焼き魚じゃなくってがんばって凝ったお料理作ろうかなって思うでしょうし。
      ありますよね~印象に残ってて、また?
      そっか、かき留めて置くのっていいかも知れませんね。
      一緒に食べたメニュー全部は無理でも、カレンダーに「さんま」とか(笑)
      ほんと、主婦っていろいろたいへん!

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

ご意見などのメール

CATEGORY

カテゴリ

BACKNUMBER

バックナンバー

CALENDAR

カレンダー
2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

COPYRIGHT © 2016 HARINEZUMIGA NEMURUTOKI. ALL RIGHTS RESERVED.© 2016 HARINEZUMIGA NEMURUTOKI.