「生姜鍋にしようか」「いいね」という話になり、午前中、隣町のスーパーに買い出しに行った。
鍋のときはいつもそうだが、買い出しの材料が多い。
白菜、葱、きのこ類、春菊、肉類、魚介類。調味料も足りないものがあれば買い足さなくてはならない。そこにはほどよい緊張感が伴う。
ランチにも「オープンサンド」のリクエストが出ていたので、ハムやらチーズやらサラダの材料を冷蔵庫の中身と相談しながらカゴに入れていく。
「えーっと、卵とトマトはあるから」
という感じだ。
ウイスキーも頼まれていたので、銘柄を間違えないように気をつける。
そんなこんなで家に帰り着き、やれやれと思った瞬間、気づいた。
「生姜、忘れた」
しょうがない。とは済ませられない。なにしろ生姜鍋なのだから。
もう一度買い物に行くしかないにしても、お昼食べてからでいいか、とキッチンに立った途端、ふたたび気づいた。
「食パン、忘れた」
生姜鍋の生姜に、オープンサンドのパン。
どちらもその具材に気をとられ、いちばん肝心なものを忘れている。
肝に銘じた。いくら脇役に気をとられていても、ラストはくるりと立ち戻り主役に意識を向け直すべきだと。
2度目に行ったときに買った大きな生姜。新鮮!
何の変哲もない鍋に見えますが、生姜の辛味が濃いです。
ミツカンの鍋のもと「濃厚鶏白湯鍋つゆ」ストレートタイプを倍以上水で薄めて、生姜ひとかけらをスライスしてたっぷり入れました。
野菜のほか豚肉のスライスや牡蠣、鶏だんごも入れて。あったまる。
翌朝は雑炊に。これも鍋の楽しみですよね。
2度目に買いに行った山型食パンで、ぶじランチ。
胡瓜にオリーブオイルと塩をかけて食べるの、ユミさんのブログで見て、やってみたかったんです。フルーティな味わいで美味しかった!
必要な食材の買い忘れ。あるあるですよ。
先日は、お米を注文していなくて(コープで)週末は、あと2合もなくて、非常に焦りました。
思いついたら、メモにしてかばんに入れていますが、日々記憶との闘いですね!(笑)
オリーブオイルとお塩はポルトガルのものでしょうか。
おしゃれな瓶詰めですね。
バゲットはオリーブオイルとお塩でいただきます。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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