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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

菊芋をつまみつつ

菊芋なるものをいただいた。

「天然のインシュリン」とも呼ばれる「イヌリン」という成分が豊富で、糖質の吸収を抑え糖尿病などを予防するという。

 

新鮮な水分を多く含んだものは生でも食べられるそうだが、すでに乾燥し触るとぷよぷよとやわらかい。しっかり火を通し食べてみることにした。

ネットレシピを見ると、濃い目の味つけのものが目立つ。

ちょうど近所の少し年下のご夫婦と飲もうということになったので、下ごしらえに甘辛くレンジで煮ておいて、食べるときに唐揚げにすることにした。

食感はサクサクとして、ヤーコンとも似ている。濃い目の味つけにしてさらに油で揚げたことでコクが出て美味しく食べられた。

 

飲んでしゃべる話題は、いつも思いもよらぬ方向に流れていき、10年以上まえに不運ばかりが続いた秋の話になった。

不運の始まりは、派手だった。運転中のボンネットに冬枯れした太く長い枝が振動を伴い立て続けに3本落ちてきたのだ。まだ高校生だった上の娘を駅まで送る朝で、ふたり大きな悲鳴を上げた。車はへこむし傷つくし散々で、しかし動いたので娘を駅まで送り届け、あちこちに電話して、警察の事情聴取をうけた。

そのあと、末娘は鉄棒から落ち、息子は東京で迷子の義父を丸1日探し回り、上の娘はバイクで転び、わたしは飼い犬に手を噛まれた。ああ、びっきー

まったく、何だったんだか。

だけど、そんな日々もいつしか終息した。

道路沿いの冬枯れした森の樹を所有する韮崎市は、修理代を全額出してくれて、危険な木も切ってくれた。誰も大ケガはしなかった。

今となっては笑い話。そんな話が、きっと飲み会向きなのだろう。

生姜のようにも見えますが、触るとぷよぷよ。

甘辛く煮たあと揚げました。たまにじゃが芋でやるレシピです。ほかにもいろいろ作ったんだけど、飲んで食べてしゃべって、写真には収めてなくて。

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  1. hanamomo より:

    こんにちは。
    こちらはものすごい風雨です、春の嵐でしょうか?

    菊芋は黄色い菊のようなお花が咲くのですね。
    作っている人が多いのは健康志向が高まっているからなのですね。

    菊芋を作っている人から粕漬けをいただいたことがありました。
    甘いのが大好きな夫には大好評でしたが、私にはちょっと甘すぎました。
    でも歯触りがよくほんとヤーコンに似ている食感でした。
    さえさんの食べ方美味しそうですね。
    手に入ったらやってみます。
    >飲んで食べてしゃべって、写真には収めてなくて。
    いいなあ~楽しくて美味しくて充実していた証ですね。

  2. さえ より:

    >hanamomoさん
    こんにちは~♩
    秋田は暴風雨なんですね。こちらも強い風が家を揺らすほど吹いています。
    菊芋。菊のような花が咲くのだとネットで見ました。黄色い可愛らしいお花でした。
    健康志向の野菜。そうですね。

    いただいたものはけっこう凸凹で、下処理が大変で毎日調理する気にはなれませんが、皮をむいて冷凍しておけばお味噌汁の具にもなりそうですね。
    粕漬け。なるほど。甘みを抑えた味つけにすれば美味しいかも。
    ほんと、近所の人と楽しく飲めるのって、いいですよね♡

  3. ユミ より:

    菊芋って初めて知りました。
    ほんと、見た目は土生姜みたいですね。
    でも生で食べられるとか、ぷよぷよとした感触とか、未知の物です。
    甘辛く煮た後に、素揚げですね。
    美味しそうです。じゃが芋で試してみようかな。

    同じ年の秋に、色々重なったんですね。
    ちょっとした事の余波が広がったみたいに、そういう時ってきっとあるんですよね。
    何かのきっかけで良くなったり、知らぬ間に終息したり。
    気分転換で立ち切れたり。
    絶対に続かないんだから、今のこの状況も、少しずつでもいいから良くなって欲しいですね。

  4. さえ より:

    >ユミさん
    菊芋、わたしも初めて見て、食べられるの? と思いました(笑)
    Facebookに上げたら、新鮮なものを生でスライスしてオリーブオイルとお塩で食べるとかいていた人もいました。洒落ていますよね。
    ぷよぷよ感、ゴムボールのようですよ。

    悪いことが重なるときって、気にしすぎて余計にそう感じたりもするんでしょうねえ。
    でも、なにごともずっと続くことはない。
    今の状況も、ほんとそう考えて冷静に、いつもの暮らしをしていくことを心掛けたいですね。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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