蒸し器を、手に入れた。
鍋と2段の蒸籠(せいろ)がセットになった小さめの「はじめてセット」だ。
直接的には、豚まんを蒸したかったからだが、平松洋子の料理エッセイ『夜中にジャムを煮る』を読み、影響されたところが大きい。
「蒸しもの名人になりたい」の章は、こんなふうに始まる。
朝っぱらからでかい蒸籠がしゅんしゅん景気よく白い湯気を立てている。
「え。朝から蒸しものですか」
一瞬呆れたのち、あなたは必ず口にする。
朝ご飯は何を食べているのかと聞かれ、そう答えただけなのにと、平松洋子は肩をすくめる。
「ブロッコリーやカリフラワーを切って、蒸籠に放り込むだけですよ。さっと蒸して、たら~っとオリーブオイルかけて、塩振って。ただそれだけ」
これって、もう悪魔のささやきだ。
簡単そう。そして、なんとも美味しそう。野菜いっぱい食べられそう。
さらに、ダメ押しのセリフ。
「でね、同じ蒸籠のなかでいっしょに卵蒸しもつくっちゃう。なんにもいれない、卵だけ大鉢で蒸した超シンプルな料理。熱々のふるふるが喉を滑り降りると、もう朝から幸せ」
まだ卵蒸しは作っていないけれど、簡単さと野菜の甘さは実感した。もちろん、肉まんの美味しさは電子レンジとは格段の差。違う食べ物だった。
本日、6月4日は「蒸し料理の日」だそうだ。
これから、どんどん蒸しまくりそうで自分でも怖い。
夫に、もういい加減飽きた、といわれる日も近いかも。
「かごや」のはじめてセットです。レシピもついています。
竹もありましたが、木の香りがする杉の木のものを選びました。
まずは、キッチンにあった野菜を蒸してみました。強火で15分くらい。野菜の甘み際立つ味に、蒸し上がりました。
神戸から帰った夜に、漬け込んであった塩豚を野菜と蒸しました。時間がなかったので塊ではなく一口大に切って。
10分蒸しただけで、こんなに美味しいとは。柚子ポンで食べました。
神戸牛肉まん。念願の蒸し上がりに。
神戸に帰省するたびに、買ってきちゃいそうです。次は「551蓬莱」の豚まんかな。
蒸し野菜って美味しいですよね。
私も蒸篭って持ってないので、金制の網のようになった道具で蒸しているんだけど、ちゃんとした蒸篭欲しいです。
卵蒸しってどんなでしょうね。
割った卵を器に入れて蒸すのかな?
豚まんもやっぱり蒸したら美味しく出来上がりましたね。
小ぶりの杉のせいろいいですね。
我が家にあるのは大人数の頃の物で大きすぎます。
昨日は6月4日で蒸し物の日だったようですね。
野菜が透明になってきれいで美味しそう。
いろんな柑橘を絞ってお醤油に混ぜてつけて食べるのもいいですね。
これが神戸の肉まんですね。さすがの風格ですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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