生姜の香水と一緒に選んだのは、薔薇とレモングラスのハーブティだった。
「薔薇も、レモングラスも、気を上げる作用があります」
自分がいちばん心地よく過ごしやすい状態になるためには、気を上げることが必要な場合と、気を下げて落ち着くことが必要な場合とがあるそうだ。わたしは前者らしい。
「気」というものは、上げればいいものだとばかり思っていたので、目から鱗が落ちた。
自分にちょうだいいだけの「気」を、持っていればいいのだ。
そう考えると、肩の力が抜けた。肩の力が抜けると、ちょっとがんばりすぎていたのかなと、思えてきた。
自分で選んだローズとレモングラス。それに、レモンバーベナとネロリ、ステビアをプラスし、わたしのハーブティができあがった。
熱い湯を注ぐと、薔薇の明るい色が開きながら揺れていき、香りを吸いこむと、レモングラスの優しい酸に気持ちが解放されていく。喉から胃から身体じゅうに沁みていくときに、静かに力が湧いてくるような気がした。
沸かし立てのお湯で5分から8分ゆっくり淹れます。
薔薇の色がきれいです。
優しい色合いのハーブティになりました。
ほんとに目から鱗です。
「気」って上げる事だけを今まで考えて、それが元気の源になるんだとばかり思っていました。
なるほど、気を下げて落ち着くことが必要な事もあるんですね。
いわゆる家でまったりしている時などは、意識しなかったけれど「気」を下げて落ち着こうとしていたのかもしれませんね。
上げる事ばかり考えないで、下げる事もバランスよくがいいのかしら。
お茶用の薔薇も、神戸の中華街で買ってあるので、ドライのレモングラスと合わせて私も飲んでみますね!
これは気を上げる為にね!(*^^)v
ユミさん
ですよね~気って、アップすればするほどいいのかと思っていました。
自分に合った、そのときどきの状態に合ったものでいいんだと思うとホッとしますよね。
のんびりモードのとき、たしかに気を落ちつけているのかも。
神戸の中華街、なつかしいです。何度か行きましたが、最近行ってないなあ。
薔薇とレモングラスのハーブティ、ぜひ淹れてみてください♩
温かいハーブティが、美味しい季節になりましたね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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