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はりねずみが眠るとき

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表参道うつわ巡り

先週、久しぶりに東京で友人とランチした。

一緒に沖縄を旅した焼き物大好きな彼女と、表参道付近のうつわ屋を歩いて回ろうという企画だ。

東京で行きたいうつわ屋さん30店。お気に入りの1枚を見つけに - うつわと暮らしのよみものメディア (uchill.jp)

このサイトをLINEで共有して、1年ぶりの再会となった。

ランチは、東京に住む友人が予約してくれた代々木駅からほど近い「かもめのイタリアン」

器もいいけど、まずはゆったりおしゃべりランチ。

パスタランチに、ビールで乾杯した。

ひとしきり近況を報告し合い、おたがいがんばって暮らしていることを褒め称えあう。

 

さて、うつわ巡りのスタートだ。

折しも東京は30℃超えの真夏日だったが、我らは果敢だった。徒歩で、表参道駅の向こう側にある「うつわ楓」を目指した。

すぐに明治神宮北参道の鳥居に出て、そこから原宿駅までは大木が影を作る森のなかを気持ちよく歩いた。原宿駅から表参道駅までは、平日だというのに人、人、人。

ようやく着いたと思ってからが、長かった。

「うつわ楓」が、なかなか見つからなかったのである。ふたり揃って、方向音痴。Googlemapの使い方も上手とは言えない。

結局、小一時間歩いただろうか。

道中の喧噪とは別世界の、しんとした穏やかな空間が待っていてくれた。

 

そこから次は、「うつわshizen」を目指すことにした。

するとすぐに「うつわ大福」に出た。方向音痴の神様は、たまにこういうサプライズをくれる。

ふたりゆっくりとうつわを愛で、彼女はいくつか購入した。

 

残念ながら、そこで彼女はタイムリミットとなってしまった。

「『うつわshizen』は、ひとりで行ってね」

「うん。行ってくる」

「報告、よろしく」

「まかせて」

そうしてわたしは、さらに千駄ヶ谷駅近くまでトータル15,000歩も歩いたのだった。

「うつわshizen」は、2階建ての昭和レトロな雰囲気を感じるお店で、さらにまたうつわを愛で楽しんだ。辿り着いてよかった。

 

その「表参道うつわ巡り」で、うつわを購入しなかったのはわけがある。

もちろん運命の出会いがなかった(購入できる範囲の値段では)ということもあるが、翌日から笠間をひとり旅する予定だったからだ。

プロローグ、というより前半戦はここまで。

「焼き物の里、笠間」一泊の旅の様子は、また明日。

ビールは、わたしがモレッティ。彼女は麒麟。気を使わずにチョイスできるところがいいんだよね。大盛りにしてもらったサラダには、スペインオムレツやディップをのせたパン、ひよこ豆やチキン、茹でたさつまいもなども盛りつけてありました。

追加でオーダーした、めっちゃ美味しかった人参の冷製スープ。

わたしは、鰹のマリナーラソース。彼女は、からすみのパスタ。

たっぷりおしゃべりしてから、店を出て「あ、かもめ、可愛い!」「かもめのイタリアンだもんね~」と盛り上がりました。

かもめさん、素敵な時間をありがとう。

お店から歩いて10分ほどで、明治神宮北参道の鳥居に出ました。

ラスト、ひとりで訪ねた「うつわshizen」です。

 

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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