不知火も終わった。苺もそろそろ終わる。
そこで、スーパーに並んでいた「西宇和の清見(きよみ)」なるものを買ってみた。
これが、瑞々しくて美味しかった。
まったく知らない蜜柑だった「清見」。
「清見オレンジ」「清見タンゴール」と呼ばれる品種で、ボリューミーなアメリカのオレンジと甘い日本の温州みかんを交配して作ったタンゴール品種だそうだ。
Tangerine(みかん)とOrange(オレンジ)をかけあわせ、Tangora(タンゴール)という名に生まれ変わったらしい。
美味しさの秘密は、「3つの太陽」とある。
空の太陽と、宇和海から反射する太陽と、段々畑の石垣から反射する太陽に照らされて育つのだと。
太陽は、空にあるだけではないのである。
海がない山梨でも、きっといろいろなところに太陽があるはずだ。
2個で300円ほど。リーズナブルな価格です。
おいしさの秘密…「3つの太陽」
西宇和は、四国の西の端なんだね。
なかの薄皮まで食べられるのも嬉しい。
果汁が滴る瑞々しさでした。
この日の朝食は、珍しく動物性たんぱく質が多かった。
夫に買い物を頼むと、いつもと違うものが食卓に上がります。それもまた、楽しい。
残り物お片づけメニューな朝餉でした。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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