初めて、ほうとうを打った。
山梨の郷土料理ほうとう。食べたことはあるが、打ったことはなかった。
手話教室で「ほうとう」の手話を教わり、両手で麺棒を使いのばす様子を表していたのだが、教室のみなが打ったことがある、普通に打つ、と言っていて驚いた。
そこで詳しく聞けばよかったのだが、そこは勉強の場。雑談を長引かせるわけにもいかず、そのままになってしまった。
さて、そんなわけで。初めてほうとうを打つに当たり、調べたのはネットレシピだ。
小麦粉と半量の水を混ぜ、こねてのばして切るだけ。
「簡単じゃん」
やってみたら、本当に簡単で驚いた。
しかしその味は、わたしが知るほうとうの味ではなかった。
「地粉で、打ったけ?」
と言われ、レシピ常識の罠に陥っていたことにようやく気づいた。
「小麦粉」と単にかかれていた場合は「薄力粉」を指す、という常識に捉われていたのだ。
「ちゃんと地もとの人に聞いてから、打つべきだった」
特派員ブログの12月ラストの記事をアップするためには、もう空いている日にちがなく、あせっていた。意外に、せっかちなところもあると自覚もしている。
見切り発車が、悪い癖。
来年は、あらためよう。
意外と簡単でした。
ちゃんと”らしく”できたんだけどなあ。
いろいろ食べられるのが、ほうとうのいいところ。
あったまるなあ。薄力粉のほうとうもすっきりしてはいましたが、それはそれで美味しかったです。たくさん打ったので小分けにして冷凍しました。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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