朝起き抜けに、湯を沸かす。
そしてデトックス茶に湯を注ぎ10分待つ。
その10分の待ち時間に、洗面所に顔を洗いに行くのが最近の朝のスタート。
このデトックス茶。身体の老廃物を排出し、糖分の吸収を抑えてくれると聞き、試しに飲み始め2カ月が経った。
10分ゆっくり煮出すのでタイマーをかけるようになり、朝のキッチンのなかにも様々な待ち時間があることに気づいた。
湯を沸かす時間。デトックス茶用と緑茶用にポットに入れる湯とで2回沸かす。
薪を起こす時間。夜の間空気口を細くしているので広く開け、薪を燃やす。
土鍋でご飯を炊く時間。13分ほど。さらに蒸らしに15分待つ。
味噌汁の具を煮る時間。ほんの少しだけ。食べる前に温め味噌を溶く。
目玉焼きを焼く時間。ミディアムレアで。胡椒によるくしゃみをひとつ。
緑茶用の湯を冷ます時間。緑茶に湯を注ぎ、蒸らす時間。
そのあいだに、茶碗や箸を並べたり、佃煮を出したり、漬物を切ったり、こまごまと動く。
そう考えてみれば、1日じゅうが小さな待ち時間で出来ているようにも思えてくる。
朝を待ち、昼を待ち、夜を待つ。食事を待つ。誰かを待つ。季節を待つ。
春を少しずつ待つかのように、ようやく食卓に苺を出した。
10分間待って淹れた、デトックス茶。
若い友人に教えてもらった「サラシアパーフェクトティー」です。
いろいろな待ち時間を経て出来上がった朝食。
残り物を並べると、豪華になりますね。
苺(とちおとめ)が少し安くなっていたので、今年初めて食卓に。
庭には、今年最後のふきのとうが。
6つ採れて、天麩羅にしました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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