東京は汐留、ふたり女子会でベトナム料理を食べに行った。

ふたりともビール党なので、ベトナムやアジアのビール5種類を制覇しつつ、ちょっとスパイシーでやわらかな味わいのベトナム料理を楽しんだ。

同じペースで気持ちよく酔っぱらいつつ、友人がこんな話を始めた。

「過去は、変えられる」

辛かったこと、傷ついたこと、怖かったこと、なぜそんなことになったのかいまだ理解できないこと、何もかも信じられなくなったこと、忘れたいこと。

たぶん誰にでも、そういうことがある。

その起こった事実を変えることは、できない。

だけどたとえどんなにひどい出来事があったとしても、自分のなかで消化する段階でその形を変えることはできるのではないか。

友人は、そう話した。

それを聞いて、もやもやしていたものが晴れていくのを感じた。過去に起こった出来事を足枷にしてしまっているのは、自分自身なのだと気づいたのだ。

その夜、寝つけずにオンデマンドでドラマを観た。フジテレビ系列の『シグナル』だ。主人公の刑事、三枝（坂口健太郎）はつぶやく。

「過去は、変えられる」

三枝は、過去の時代の刑事、大山（北村一輝）と無線がつながり、知らずに情報提供し、事件を未然に防ぐこととなった。ドラマのなかでは、ほんとうに過去が変わっていった。

「過去は、変えられるんだよ」

酔いがまわりつつ、しかし不必要にクリアな頭に、友人の声が響いたのだった。

汐留シティセンターの『ベトナムフロッグ』です。

笠や小物が、ベトナムテイスト♡

バイン・セオと青パパイヤのサラダ、アボカドと山芋のニョクマム炒め。

ベトナムビールと言ったら「333（バーバーバー）」ですよね。

でも一応5種類制覇しました。どれもライトで美味しかった！