小中学校の休校に伴い、学校給食がなくなったことで様々な余波が起きている。
牛乳が余ってしまうというのもそのひとつだそうだ。
給食に必要なだけの出荷を見込み生産していたのだから、ムリもない。酪農家さんは窮地に立たされているそうだ。
家庭でも、なるべく牛乳を消費しようという呼びかけを聞いた。
「今夜、シチューにしようか」
と、夫に持ちかけると、意外な答えが返ってきた。
「ミルク鍋はどう?」
我が家には重宝している『鍋の天下一品』という料理本があり、いくつかのミルク鍋や豆乳鍋も載っていた。そのなかでピンときたのは「鱈とじゃが芋のミルク鍋」だ。新じゃがが出てきていて、じゃが芋がとても美味しい。牛乳で煮れば淡白な鱈も旨み深くなりそうだ。
そうして作ったミルク鍋。
これは定番にしたいと思うほどに美味しく、とても温まった。シチューよりさっぱりしていて野菜もたくさん摂れるのもうれしい。
情報に惑わされてはいけないと肝に銘じつつ、それでも自分たちのできることをしていきたいよね。
鱈とじゃが芋のミルク鍋。
レシピは、水2カップ:牛乳3カップ、味噌大さじ3、塩小さじ1/2、胡椒少々の割合。
人参、シメジ、白菜、じゃが芋(1.5㎝の半月切り)を水でやわらかく煮て、塩胡椒で味つけし、弱火にして牛乳を入れ、温まったら鱈、牡蠣、豚肉しゃぶしゃぶ用、ほうれん草を投入。火が通ったらいただきます♩
コツは、牛乳をいれてからは弱火にとありました。
牛乳1ℓ近く使いました。ミルク鍋にはほうれん草がよく合います。
鱈もじゃが芋も、ほっくほく。
翌朝は、リゾットにしようかと迷いましたが、スープが美味しすぎてそのままいただきました。
これに、載っていました。すごーく美味しかった!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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