大相撲観戦まえのランチに、両国駅前の「江戸 NOREN」で蕎麦を食べた。
そぼ降る雨に思いもよらずほどに気温が下がった昼、冷たい肘をさする。
品書きを一瞥し、迷わず熱い湯気たつ鴨南蛮にした。
さて。蕎麦を待つあいだ、目に留まったものがあった。
七味が3種類、置いてあったのだ。
普通の七味唐辛子のほか、白七味と黒七味がある。
白七味は、香りよりも旨味を重視した七味唐辛子で、肉やラーメンにも合うという。
7つの中身は、白胡麻、陳皮(蜜柑の皮)、生姜、黄金(唐辛子)、昆布、にんにく、粉末玉葱。
黒七味は、鼻に抜けるような豊かな香りと奥深い味わいピリッとくる辛さが、和洋中何にでも合うそうだ。
7つの中身は、白胡麻、黒胡麻、唐辛子、山椒、青海苔、けしの実、麻の実。
原料の一部をから煎りし細かく挽いた後、丁寧に揉みこむことで唐辛子や山椒の色が隠れ、独特の濃い茶色となるらしい。
「鴨南蛮には、どの七味が合いますか?」
迷ったときには、訊いてみる。
「黒七味です」
迷いなく答えが返ってきた。たしかに、美味かった。山椒の香りが利いている。
次に白七味と黒七味に出会ったら、今度は自分で選びたい。生姜とにんにくが入った白七味も、味わってみたいものだ。
「江戸 NOREN」のなかでは、セブンイレブンも藍の暖簾。
原寸大の土俵がありました。
見上げると、こんな感じ。
蕎麦「日本橋やぶ久」で。
白七味って何だろうと思い、赤、白、黒のどれが合うか聞いてみました。
鴨南蛮には、黒七味。
大相撲のチケットを見せると、グラスビール1杯サービスがついていました。
夫は、天丼と蕎麦のセット。
三つ葉が結んである! 芸が細かい。鴨団子は生姜が利いていて、手前の葱には青柚子が乗っていました。
お~、原了郭の黒七味ですね~
うちの家も黒七味のファンで、何にでもかけるので、すぐに無くなってしまうんです。
送料がかかるので、お取り寄せするほどでもないと思って、今は和歌山の生七味っていうのを使っていますが、今度京都に行ったら買って帰りたいです。
相撲、行かれたんですね。
母が実家でいた時は、時々一緒にテレビで見ていたんですけど、
今は若い力士の方のお名前も全然知りません。
両国って駅周辺も相撲ワールドなんですね。
さえさん、個展のご案内のお葉書、ありがとうございました。
お葉書だけでも素敵です!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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