ご飯土鍋の蓋を、割ってしまった。
1年半、美味しいご飯を炊いてくれたがしょうがない。
新しい土鍋を買うしかない。
それなら2合の炊き込みご飯が炊けるワンサイズ大き目の3合炊きにしようと調べたら、同じ土鍋は次のサイズが4合炊きだったので、新たに選んだ。なるべく同じようなものをと、中蓋付きの万古焼にする。
翌日には届いた。便利な世の中だ。
開けてみるとしかし、これまでのものと炊き方が違っている。
これまでは、中火で8分、蒸らし10~15分。
新しいものは、中火で沸騰するまで炊き、そこから極弱火で8分、蒸らし15分。それも、2合の場合とある。3合なら極弱火10分との記載があるが、1合炊くという選択肢が説明書にはない。
よく見ると、「2合から3合炊き」と、しっかりかかれていた。
「3合炊きの鍋で、1合炊いちゃダメなの?」
当然だが、説明書は問いに答えてくれるほど親切じゃない。
けれど、毎朝1合炊く習慣は変えたくない。ならば美味しく1合炊く方法を、マスターするしかない。
蒸らす前に混ぜると、水分が飛びより美味しさが増すとある。
「途中で開けるんだ。赤子泣いても蓋とるなは、どこいった」
1度目の挑戦では、途中で蓋を開ける気にならず実行しなかったら、かいてある通り水っぽい出来上がりだった。
同じご飯土鍋でも、同じ中蓋付きでも、同じ万古焼でも、こんなに違うものなんだと驚きつつ、2度目は説明書に従う。
沸騰まで7分、極弱火5分、ここで混ぜて、蒸らし15分。
すんなりと、美味しいご飯が1合炊けた。
ご飯土鍋はみな同じ、と思っていたがそうじゃないのだと知った。1代目よりもフォルムもやわらかだ。割らないよう大切にしよう。
2合炊きでは1合分しかできなかったのであまりしなかった炊き込みご飯を、いっぱい炊くぞーと意気込んでいる。
新しい3合炊きのご飯土鍋。万古焼です。
混ぜてから蒸らしたので、蓋を開けるとこんな感じ。1合分です。
いつもと変りない朝ご飯。ご飯が美味しく炊けて、よかった!
こんにちわ。
土鍋、届きましたね!
万古焼の土鍋なのですね。一合炊きも時には必要ですよね。
やっぱり、炊きあがりは違いますよね。
私も、新しいジャーで炊いたご飯は「ご飯だけでも食べられる」・・・というご飯が炊けました。
また、時間に余裕のある時は、鋳物鍋で炊きたいなあと思いました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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