「AKITOCOFFEE」で新しく買った珈琲豆を、開けた。
封を切ったばかりの豆は、ドリップしていても鼻をかすめる匂いが違う。鼻腔の奥まで、そっとくすぐられる感じがする。
豆は中南米のエルサルバドル産で、すっきりとしたやわらかな風味だ。
その珈琲をドリップしていたら、パンが焼きあがる。
「仲沢商店」でクランベリーと胡桃を購入し、ふたたび焼いたクランベリー胡桃パン。
クランベリーは、アメリカ産。胡桃は、フランス産だという。
パンの横に珈琲を並べてみて、今ここに、エルサルバドルとアメリカとフランスから来たものがある不思議を思う。
ひと言でアメリカ産、フランス産といっても、アメリカの、フランスのどこだろうと想像が広がる。
パンには、奄美の砂糖と、北海道のバター、伯方の塩を使っている。
家じゅうのものを集めたら、日本各地を回ったり、世界一周だってできるかもしれないと、楽しくなる。
思うように旅に出かけられない今、家のなかで世界を探してみるのもいいかもしれない。
2度目のクランベリー胡桃パン。やっぱりクランベリーでした(笑)
森仕事をする夫と助っ人さんのために、珈琲を淹れて。左は市内の陶芸家さんの作品。右は京都は清水寺付近で見つけたカップです。
パンは、ランチにいただきました。
夫も、オープンサンドにするのがもったいないほど美味いと、そのまま食べていました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。