犬童一心監督『最高の人生の見つけ方』は、スカッとする映画だった。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの名優ふたりが演じたアメリカのロードムービーのリメイク版だ。
〈story〉
余命わずかと宣告されたふたり、幸枝とマ子は病院で出会い、目の前で倒れた少女が残した〈死ぬまでにやりたいことリスト〉を手にする。自分の〈棺桶リスト〉を作りあぐね、幸枝とマ子は少女のリストを実行する旅に出ることにした。
〈cast〉
北原幸枝【吉永小百合】大学を卒業後すぐに結婚、以来、ずっと専業主婦
剛田マ子【天海祐希】総客室数5万を誇るホテルチェーンの社長
高田学【ムロツヨシ】マ子の秘書
北原美春【満島ひかり】幸枝の娘
神崎真梨恵【鈴木梨央】幸枝とマ子に〈やりたいことリスト〉を残す少女
死ぬまでにやりたいことって、何だろう。
もし今、余命わずかだと宣告されたら?
15年ほど前の映画『死ぬまでにしたい10のこと』では、シリアスな内容のリストだった気がするが(いちばん覚えているのは〈夫以外の人と恋をする〉だ)この映画のリストは直接的でわかりやすい。
スカイダイビングするとか、日本一大きなパフェを食べるとか。
そういうリストだったら、作れるかも知れない。今やりたいこと、やってみたいことって何だろう。なんて考えたりするのも楽しい。人生まだまだ長いなんて先延ばしにせず、今やりたいことをやってみよう、そんな気持ちになれる映画だった。
だけどもちろん、これまで精一杯生きてきたふたりだからこそ、見えた景色なんだよね。まずは、精一杯生きなくっちゃ。
吉永小百合っていえば、びっきーを思い出すわたし。夫がよく、ご飯を上げるまえに「待て」をして「よし」というところをフェイントで「よし、ながさゆり」とか「よし、いくぞう」と言って、からかっていました。
この映画、ハリウッド版は見ました。
夢のある、残りの人生をまあ生きてみようと思えるような映画でしたね。
吉永小百合さんは、本当に歳をとりませんね。
いつまでも、可憐で清楚で、奇跡ですね。
自分なら、どんな事をやりたいでしょうね。
やはり旅でしょうか。この際、世界を見て回りたいなあと思うんです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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