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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

寄席

友人に誘われ、寄席に行った。上野は、鈴本演芸場だ。

久しぶりに会ったので、寄席の近くでランチして、ゆっくりしゃべって、それからのんびりと出かけた。寄席に行くのは初めてのことで、豆知識なんかをちょっとだけ覗いていったのだが、まあ観て聴いて楽しめばいい。

方向音痴のわたしは、友人に任せきりで道にも迷わず、楽をさせてもらった。と言っても、その友人もまた音に聞こえた方向音痴であり、すでに落語のようなとり合わせなのだが。

 

昼の部は、12時半から夕方4時半まで。入退場はいつでもいいので、1時半頃に聴き始めた。

「ビール飲む?」「眠くなりそうだから、やめとく」

「お煎餅、持ってきたんだ」「わあ、ありがと!」

などと言いながら、漫才、落語、落語、奇術、落語、三味線、落語、落語、紙切り、落語と楽しんだ。時間を過ごすほどにくつろいでいく感覚が心地よかった。

 

さて。漫才にしても落語にしても、ネタがある。

話の内容とか、テーマとかのことだ。それが、さっきまで友人としゃべっていたことと、驚くほどにシンクロしていたのだ。

子ども達が、そろそろ結婚という年齢である。その話題。

兄弟姉妹でも、まったくタイプが違うという話題。

夫婦って、正反対の性格の方が意外に相性がいいのかも、という話題。

夫婦に関しては、落語では「N極とS極は、くっつく」と言っていて驚いた。

「なんか、さっき話してたようなこと、言ってたねえ」

友人も、うなずく。

 

しかし、と友人と別れ、帰りの電車に揺られながら考えた。

結婚、兄弟姉妹、家族、夫婦。どれも身近な話題ばかりだ。

たぶん、わたしたちにだけ、シンクロしていたわけではあるまい。

そういう誰もが身に覚えのある、誰もが身近に感じることのなかにこそ、きっと、おもしろおかしいことが転がっているのだろう。

肩の力を抜きたい、くつろぎたい、ただただ笑いたい、そんなときには寄席に行く、というのもいいかも知れない。

CIMG5190上野恩賜公園の桜は、もう花開いていました。

CIMG5197まずは『伊豆栄』でランチ。2時間近くおしゃべりしました。待ち合わせのここに行くのさえ、交番で道を聞きました。ケータイの地図は役に立たなかった。

CIMG5202松花堂弁当。さくら海老のご飯が、春らしい。桜の枝も飾ってありました。

CIMG5205鈴本演芸場の入口出口。終わった後の「ハネ太鼓」または「追い出し」と呼ばれる太鼓は、「でてけ、でてけ」と聞こえます。

CIMG5210昼の部は12時半~16時半。夜の部は17時半~20時40分。いつ入っていつ帰ってもいいから、また気軽に立ち寄れそうです。

COMMENT

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  1. ぱす より:

    上野恩賜公園の桜はもうこんなに咲いているのですね。
    すっかり春の景色ですね。
    寄席と、松花堂弁当と、江戸の風情を楽しまれたんですね。
    もう、おべんとうが美味しそう~。桜の枝がまた嬉しいですね。

    そのお店で待ち合わせって、一番確かですよね。
    待つ時間、それがまたわくわくですね。

    • さえ より:

      ぱすさん
      そうなんです。東京と山梨って近いようで咲いている花が違って驚かされます。
      でもここの桜は早い方なんでしょうね。
      一足早く桜が見られた気分でうれしかったです♩
      ランチ、美味しかったです。でも伊豆栄は、鰻屋さんなんですね。
      このランチ、いくらかプラスするとうな重にもできるようになっていましたが、松花堂弁当で、もうじゅうぶんお腹いっぱいでした。
      お店で待ち合わせ、大人っぽいですよね~。

CIMG0378

PROFILE

プロフィール
2016-10-02-11-07-59-1
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

 

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

 

随筆かきます。

依頼はメールフォームからお願いします。

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