トルコは素晴らしいと聞きながらも、行ったことのない未知の場所だ。
そのトルコ料理を、山梨で味わう機会があった。
特派員ブログに載せた「平山郁夫シルクロード美術館」をニュース&レポートでも紹介することとなり、隣接する平山画伯の別荘を改築したレストラン「亜絲花(あしはな)」も記事に折り込むこととなった。
きのこマイスターだという穏やかな笑顔のシェフは、フレンチの修行を積み、ディナーにはフレンチのコースを出している。
シルクロードの雰囲気を味わえるランチのトルコ料理は、スパイシーな香りが魅力的で、けれど優しい味わいの料理だった。茄子やインゲン豆、ひよこ豆、鯖など素材の旨みがしっかりと感じられ、とても美味しかった。
〈トルコ料理〉と検索してみると、
中央アジアの食文化である羊肉が中心で、ヨーグルトやナッツを好んで用い、黒海・地中海の海産物や、その周辺で採れるオリーブオイルを使う。小麦粉とアジア文化の米の両方を主食にする。
というようなことがわかった。
「亜絲花」でも、ご飯のほかに、大きめのクスクスがワンプレートランチに入っていて、ころころと可愛らしく美味しかった。冷製スープはヨーグルトだったし、知らなかったが鯖サンドもトルコ名物なのだそうだ。
平山画伯が名づけたという店名は、亜(アジア)絲(シルクロード)花(カフェ)の意味があるという。カフェはシルクロードでは「チャイハナ」といい、カフェというよりも〈そこを通る人々の交流の場〉という意味合いが強いという。そんな場所になればと考え名づけたそうだ。
トルコ料理は、異文化が手を取り合う〈交流〉の味がした。
以前は、平山画伯の別荘だったログハウス風の建物。
木のぬくもりを感じられる店内。
亜絲花スペシャルワンプレートランチ。
☆『地球の歩き方』ニュース&レポートにアップした記事はこちら。
平山さんの絵は母がお気に入りで元気な頃は毎年春の院展に出かけていました。
別荘がレストランに?
>カフェはシルクロードでは「チャイハナ」といい、カフェというよりも〈そこを通る人々の交流の場〉という意味合いが強いという。
ずっと昔チャイハナってなんだろう?と思っていました。
そんな意味だったのですね。
そこを通る人々の交流の場という意味がまたいいですね。
和のような、洋のような不思議なランチですね。
そしてすごいボリューム、完食されましたか?
大きな串に刺さったフライはラム肉ですか?
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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