100年前、悪しき富豪たちから美術品を騙し取り、貧しい人々に分け与えた”ツチノコ”という名の英雄がいた。
ダー子、ボクちゃん、リチャードの師匠でもあった〈三代目ツチノコ〉が死のときを迎え、〈ツチノコ〉の称号をかけた3人の真剣勝負が始まった。
〈cast〉
ダー子【長澤まさみ】美しきコンフィデンスマン。
リチャード【小日向文世】百戦錬磨のコンフィデンスマン。
ボクちゃん【東出昌大】真面目で小心者の若きコンフィデンスマン。
マルセル真梨邑【瀬戸康史】国際警察のスーパーエリート捜査官。
〈story〉
舞台は、世界遺産の都市マルタ島。
オサカナ(ターゲット)は、莫大な財を成し引退したスペイン人の元マフィアが所有する、幻の古代ギリシャ彫刻〈踊るビーナス〉。3人はそれぞれ獲物に近づいていくが、日本からは刑事と赤星が、そして現地では国際警察がコンフィデンスマンたちを待ち受けていた。
オサカナを手に入れるのは、いったい誰なのか。
果たして、英雄とは。
見どころは、3人の騙し合いとキャラクター。
長澤まさみは、英雄編のインタビュー記事で、ダー子についてこう語っていた。
周りの人を巻き込んで、手を借りて、結局皆も(無理やり)やらされていると思いながらも、それぞれ自分の意思で動き始めている。協力し合って、持ちつ持たれつで、お互いを信じて道を歩んでいく。ダー子は周りを奮起させるのがうまくて、皆を良い方向に導いてくれるんです。
そしてさらに、脇を固めるキャラクターたちもどんどん魅力的になっていく。
レギュラー陣の江口洋介、小手伸也、広末涼子、小田梨沙、石黒賢、関水渚ほか、三代目ツチノコに角野卓造。刑事に松重豊。もとスペインマフィアに城田優。
ラストに登場した謎の女、真木よう子は次回、活躍するのかな。
などなど。ダー子じゃないけど、ワクワクが止まらないぜ!
エンドロールが流れ終わった途端、幸福感に包まれながら、思わずつぶやいた。
「くだらない~、この爆発的なくだらなさが、いい~」
あ、マルタ島の風景にも癒やされたけどね。
派手なコスプレもしっくりくる3人。ダー子は、さすが変身慣れしてる。
☆画像はお借りしました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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