デニス・ルヘイン原作小説をマーティン・スコセッシ監督がレオナルド・ディカプリオ主演で映画化した『シャッターアイランド』。
謎を謎で塗り固めたような展開に、ひとときも目が離せない映画だった。
〈cast〉
テディ・ダニエルズ【レオナルド・ディカプリオ】連邦保安官
チャック・オール【マーク・ラファロ】初めてバディを組むテディの部下。
ジョン・コーリー医師【ベン・キングスレー】精神病院の医師長。
ドロレス・シャナル【ミシェル・ウィリアムズ】テディの死んだ妻。
〈story〉
舞台は、ボストン沖の孤島シャッターアイランド(閉ざされた島)に建つ犯罪者用精神病院。
一人の女性患者が失踪した。残されたのは「4の法則。67番目は誰?」(The law of 4. Who is 67?)という謎のメッセージ。
連邦保安官のテディは、部下チャックとふたり捜査に訪れたが、精神異常犯罪者たちを取り調べるうちに、島で行われているマインドコントロール手術の事実に気づく。
行方不明者の手がかりを探るシーンの合間に、テディの心の闇が炙り出されていく。戦場での無残に殺された女性や子供たち。敵に対して自らがとった残忍な行動。放火され死んだ妻の幻影。
どうやら放火犯はこの島にいて、テディは復讐のためにここへやってきたということがわかっていくのだが。
タイトルの『Shutter Island』は、文字を並び替えると「Turths and lies」つまり「真実と嘘」という意味になるそうだ。
このようなアナグラムは登場人物たちの名前にも使われていて、背筋が凍る展開となっていた。
何が真実で、何が嘘なのか。人の心の果てなく続く闇を覗くような恐怖を味わえる。
恐怖OK、どんでん返し映画が観たいという方には、おすすめの映画だ。
チャックとテディ。2010年公開、レオナルド・ディカプリオ35歳のときの映画です。現在47歳。アラフィフなんですね~☆画像はお借りしました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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