取材で、甲府の動物園を歩いた。
久しぶりの動物園。
4年ほどまえに、北海道の「旭山動物園」に行った。
さらにその4年前、8年まえには仙台の「八木山動物公園」を、ひとり歩いた。
4年に一度、動物園に行っている計算だ。
4年も経てば、いろいろ忘れる。なので、いちいち新鮮だった。
入口脇に、リクガメがいた。とても大きく、存在感が半端ない。
思いもよらなかった驚きが、胸のなかにほとばしる。
異世界の入口が、そこにあった。
しばし大きな亀たちに見とれ、顔を上げて歩き出す。1分も経たず、アジアゾウが視界に飛び込んできた。
「わーお、なんてキュートな象さん!」
思わず、口をつく。
ワオキツネザルなど、ミニサイズのお猿さん達。
のんびり草を食むポニーや、ロバ達。
今娘が行っているオーストラリアから来た、ベネットアカクビワラビー。
眠っているライオンくんのお腹を撫でたい、アフリカタテガミヤマアラシのトゲトゲに触れてみたい衝動に駆られながら、心楽しくぽくぽくと歩く。
晴れた昼下がり。
動物たちの息づかいから伝わってくる、静かな命のパワーを受けとった。
久しぶりにブラウス一枚で歩ける、気持ちのいい日でした。
入口すぐにいるリクガメ。右が、アルダブラゾウガメ(リクガメ科)、左、ケツメリクガメ。
アジアゾウの女の子、テルちゃん。
ワオキツネザル。輪尾(わお)という名は、尻尾の輪っか模様からついたそうです。
ベネットアカクビワラビー。
のんびりポニー。
アフリカタテガミヤマアラシ。
ライオン男子は、爆睡中。
アメリカバクって、こんなに大きいんだね。ロバくらいの大きさ。びっくりしました。っていうか色っぽい(笑)
なんで、そこにいるの? シバヤギさん。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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