石垣に集めて植えているタチツボスミレは、もうとうに花の季節を終え、実を結んでいる。これからまた種を飛ばし、あちらこちらから芽を出すだろう。
庭を歩くと、まだまだ「あ、こんなところに」という場所で花を終えた姿を見つける。薪小屋の端とか影になって目立たないところで咲いていたらしい。
それを見つけると、ほっこりと心の温度がわずかに上がる。見つけてうれしいのに加え、タチツボスミレの葉がハートの形をしているのがなんとも可愛い。
菫(スミレ)という漢字は、僅か(わずか)と似ている。わずかなもの、小さなもの、可愛いもの、そんな意味があるのかも知れない。
たくさん実を結んでいます。ハートの葉っぱも、元気いっぱい。
石に下から芽を出した子もいました。
薪小屋のすみっこで咲いていたらしい子もいました。
ツツジも花を終えました。落とした花が絨毯のよう。
その下では今、スズランが満開です。
けろじの顔を見ると、同じく心の温度上昇します♩ 泣き袋があるっぽいから、きみは男の子かな?
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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