東京は四谷で、ふらりと写真展に立ち寄った。
光と影をテーマにした、数人の写真を展示した30枚ほどの写真展で、しかしどれも胸に感じるものを残すような力を秘めているように感じた。
夫と観たのだが、そのあと、写真のタイトルについて話した。展示する写真にタイトルをつけるということによって、何が起こるか、という話だ。
例えば「夏の夕暮れ」というタイトルをつけると、夏であること、夕暮れであることがわかる。情報としてそれを得て観るその写真は、まっさらな何も情報がない写真とは違ったものに観えるのじゃないか。それがいいのか悪いのか。たぶん、どちらを選ぶかは、展示するカメラマンにゆだねられることになる。
けれどもしもノータイトルだったとして、観る人が「冬の夜明け」だと思い、そこに何かを感じたとしてもそれもまた間違いではないとも思うのだ。
まっさらな状態でまず写真だけを観てみたいとも思うけれど、タイトルも含めて感じることすべてがその作品から放たれている熱のようなものだとも思う。
写真のなかの光と影は、それぞれの温度で静かに語りかけてきた。
花を撮るのも、難しいです。
それぞれが美しく、でも見る角度で違ってきます。
光の当たり方でまったく違う表情になったり。カメラを構える位置でも、ぜんぜん違ってきます。
このバラたちは、特派員ブログで紹介した『ハイジの村』で撮りました。
☆『地球の歩き方』特派員ブログ、更新しました。
おはようございます‼
写真展も、何回か出掛けた事ありますが、それぞれ
…なるほど…と思われるタイトルがつけられていました。タイトルはないと、いろいろ考えながら、ゆっくりと観ることになり、さほど興味ないが、お付き合いで観覧の時は、戸惑いますね。
エッセイでも、タイトルで躓く事…大変です。
…ハイジの村…の薔薇、今盛りですね。今年はまだ行けてません。我が家の薔薇は、二番薔薇が咲き始めました
悠里さん
写真展をゆっくり観て回る時間も、たまにはいいものですね。
タイトルに感心させられ足り納得したりする写真も多くって、それだけにタイトルを知らなかったらどういうふうに見えたんだろうって考えちゃうんです。
エッセイのタイトルも、大切ですよね。
『地球の歩き方』特派員ブログでは、多くの人に興味を持ってもらえるように考えます。
『ハイジの村』、今がいちばんいい季節です。
悠里さんのお庭も、バラが次々と咲いているんですね~♡
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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