今シーズン初めて、風花が舞うのを見た。
このところの冷え込みは、「冷え込む」や「寒い」という言い回しでは、まるで伝わらないほど。
車のフロントガラスだけではなく、空気が凍っている。
だから、八ヶ岳から舞ってくる風花も解けることなく風に乗りここまで届くのだ。
久しぶりに『空の名前』を開き、意外にも冬の季節に「花」がつく名前が多いことに気づいた。
風花【かざはな】山から舞ってくる雪片
六花【りっか】雪の結晶
雪華【せっか】雪の結晶
三つの花【みっつのはな】霜
霜花【しもばな】霜の結晶
氷の花【こおりのはな】六角形の氷の結晶
木花【きばな】霧氷(霧が木などに付着してできる白や半透明の氷)
花ぼうろ【はなぼうろ】霧氷(霧が木などに付着してできる白や半透明の氷)
花が咲かない凍った季節のなか、花を見い出したい。それが、人の心理なのだろう。
それにしても、「霜」を「三つの花」と呼ぶとは、知らなかった。
「雪」が「六花」だから、「霜」は「三つ」くらいでいいか、という感じでそう呼ばれるようになったとか。日本語っておもしろい。
いや、日本語は美しい。けれど、言葉っておもしろい。
定点観測地点で撮った八ヶ岳。
美しく雪化粧しています。
最高峰赤岳。
雲と遊ぶ、権現岳。
同じ場所で西を向くと、南アルプス連峰が見えます。
南アルプス連峰、甲斐駒ケ岳。
☆シミルボンサイトで連載中です。【空を眺めて】
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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