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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

向日葵と向日葵畑

「山が綺麗だよ」

早朝、夫に起こされた。

車で5分の向日葵畑の記事を7月にアップしたのだが、向日葵と山が綺麗に写った写真を撮れずにいた。今なら撮れると起こしてくれたのだ。

きのうの朝の気温は、20℃。冷え込んだ空気が、南アルプス連峰や八ヶ岳の美しさを際立たせていた。

 

澄んだ空気のなか、あらためて向日葵を見つめる。

向日葵という花は、遠くで観るのと近くで観るのとでは、まるで違う花のように見える。人間ほどの背丈があり、顔の位置に花があり、太陽の方を向いて花びらを開く。触れるほどの場所に立つと、ふと、人が並んでいるかのような錯覚を覚える。

それが何万本もの向日葵畑となると、趣はまるで違う。

原色のイエローにハッとさせられ、胸のなかまで染まっていく。1輪の花に目を向けることなく、黄色い塊にしばし心を奪われる。

 

人も、同じかも知れない。

ひとりひとりが同じ方向を見て立っていたとしても、多くの人が集まれば、ひとりの人とはまるで違うものとなる。優しい人も集団の冷淡さにかき消され、まじめな人も集団のいい加減さに呑まれていく。逆もまた然りだ。けれど人は、集団にならずには生きていくことはできない。集団となり、自分以外のモノに化けることを受け入れながら生きていくことしかできない。

たぶん、だから生きていくのは難しいのだ。

八ヶ岳と向日葵。

南アルプス連峰と向日葵。

誰かが作った向日葵の顔。「かおがあるー」と3歳くらいの女の子。「誰かにいたずらされたのね、かわいそう」とお母さん。

COMMENT

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  1. ユミ より:

    山とのコラボの向日葵もやっぱり見事ですね~
    実はお盆前、主人の赴任先の福知山に行った時に、豊岡の近くに向日葵畑があるって聞いて行ってみたけれど、まだ早かったのか、全く咲いていませんでした。(-_-;)
    何でも50万本植わっているらしく、かなり期待して行ったんですけどね。
    同じように他県から来ている女性二人もいらして、一緒に残念がってました。
    帰り道で、とっても小規模な向日葵畑があったので、写真を撮っていると、先ほどの女性二人組もやってきて、これで我慢しておきましょうか~なんて会話を交わして一緒に写真撮ってたんです。

    全く咲いてないって・・・時期も難しいですね~
    ご縁がないままです。
    来年リベンジ出来るでしょうか~

    • さえ より:

      ユミさん
      明野の向日葵の人気は、なんといっても富士山と南アルプス連峰と八ヶ岳が見渡せるところなんですよ~♩山が綺麗に見えたきのうは、でも大渋滞していて、来た人はたいへんだったんじゃないかな。
      向日葵畑、残念でしたね・・・
      50万本だったら、明野の23か所の向日葵畑を合わせたくらいだから、そうとう広いですね。
      来年観られるといいですよね~
      明野は、それぞれの向日葵畑の規模は小さいんですが、7月半ばから8月末までは、来ていただいた人にどこかしらで見ていただけるように、時間差で咲くような植え方をしているんですよ。
      いつ来ても観られるって言うのは、けっこう大切なのかもですね。
      来年、満開の向日葵畑でお二人の女性たちと会えたら素敵ですね♡

PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

 

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

 

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

随筆かきます。

 

依頼はメールフォームからお願いします。

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