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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

林檎の村、明野

山梨のどこに住んでいるのかと聞かれた際、大抵はこう答える。

「日照時間日本一の明野。それで町おこしで向日葵畑作ってて、映画『今、会いにゆきます』の向日葵畑のシーンのロケ地になったんだよ」

 

だがその明野、向日葵畑ができる前は「大根と林檎の村」と呼ばれていた。

今でも浅尾大根は有名で、毎年11月3日には『大根祭り』がある。林檎畑も茅が岳の裾野に広がり、林檎狩りを楽しむこともできる。その林檎がまた、美味いのだ。なので林檎をスーパーで買うことはない。林檎畑の前に出された店に、もぎたてを直接買いに行く。店先には、その時々の旬の品種が並んでいる。すべてを味見して、ひとつひとつ選ぶ。店先も林檎のいい匂いだ。

 

明野の日照時間が日本一だと調べ、証明したのは村にひとつしかない中学の生徒たちだそうだ。1981年だというから36年前になる。そこから向日葵畑の町おこしが始まり、平成の大合併で村から町へと名を変え『北杜市明野サンフラワーフェス』と呼ばれるようになった。「大根と林檎の村」は「太陽の村」そして「向日葵畑の町」へとイメチェンした。

 

林檎って、真っ赤で大きな果実だけれど、そのイメージは優しい。皮を剥くと穏やかな淡い色をしていること、癖のないさっぱりとした味わいをしていることもあるのだろう。アダムとイブに教えた人の弱さ、重力に逆らわない素直さなどからも、「普通」のよさを感じさせる果物である。

そんなことで町おこしは向日葵に譲ったが、明野の林檎は美味しい。これから薪を燃やす季節まで、毎日の食卓に彩りを添えてくれそうだ。

 

さて向日葵。昨年は夏に咲いた種が落ち11月に向日葵が咲き乱れ、そこに初雪が降り積もって全国ニュースとなった。人口5千人に満たない小さな町も変わっていくが、地球もいろいろ悩みながら変化せずにはいられない様子だ。変わっていくことは悪いことばかりではないとは思うけれど。

CIMG2706 店頭に並んだ林檎。「紅将軍」量り売りになっています。

CIMG2704こちらは「秋映(あきばえ)」品種関係なくどれも1㎏600円です。

CIMG2717お店の裏には、林檎畑が広がっています。

CIMG2708枝が重そうにしなっている感じ。種類もいっぱいあります。

CIMG2710こちらは店頭にまだ並んでいなかった「ニューシナノゴールド」です。

CIMG2720『新井りんご園』お米や、林檎の漬物なども販売していました。

CIMG2723真っ赤なのが「秋映」青林檎は「シナノゴールド」その隣「紅将軍」小さいのが「千秋(せんしゅう)」です。

COMMENT

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  1. 悠里 より:

    いよいよ本格的な、林檎の季節ですね。
    種類もほ豊富で、スーパーにも色々並んでいます。毎年
    高根の林檎いただいていたんですが、今年は望めない様なので、新井りんご園 行ってみます。
    以前、大根の林檎漬 いただいて美味しかったので
    それもあったら嬉しいんですが。
    山梨は果物大国で、いただき物も多いですが、自分で
    選ぶのは楽しいですね。
    りんごの香り 優しくて好きですが、赤い林檎にも
    思わず手が伸びます。

    明野は自然の恵み、いっぱいですね。

    • さえ より:

      悠里さん
      林檎の季節ですね~♩
      朝の林檎は金とも言いますから、毎朝楽しんでいます。
      高根とか須玉の津金とかにも林檎畑ありますよね。
      確かにいただきものの果物、山梨ではあるあるですよね~
      今種類もいろいろあるみたいなので『新井りんご園』ぜひ行ってみてください。
      浅尾大根の季節ももうすぐです♡

CIMG1869

PROFILE

プロフィール
2016-10-02-11-07-59-1
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

 

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

 

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

随筆かきます。

 

依頼はメールフォームからお願いします。

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