昨年秋に取材した南アルプス市にある「中野の棚田」へ行ってきた。
行ってきたといっても、車で現地に行き、遠景を撮影しただけで誰とも会わずに帰ってきただけ。ちょっと淋しい取材だった。
そのうえ、雪を頂いた春の富士山と水を張った棚田のコラボレーションを独り占めにしたかのようで、罪悪感も顔を出す。
だがそれを伝える仕事なのだからと、そんな思いを振り切った。
お田植えの季節の棚田を見ていると、そこに湧きだすようなパワーが水面に静かに眠っているように感じられた。
地球が持つ、底知れぬチカラのようなものだ。
連休明けの先週、山々は春霞をまとうこともなく、くっきりと澄み渡り、姿を見せていた。
車が減り、空気そのもの、全体が澄んでいるらしい。
春の冷え込んだ朝、富士山が間近に迫るさまに、ひとりたたずみ思った。
わたしたちは、これまでよりも地球に近い場所に立っているのかも知れないと。
この日の富士山は、格別に美しかったです。
「南アルプス棚田を愛する会」に提供していただいた逆さ富士の写真です。
5月7日のスーパームーンの写真もいただきました。言葉にならない美しさです。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
富士山と棚田の風景。
とても、きれいですね。こんな場所があるのですね。
棚田に水が張られた風景だけでも、絶景なのに、&富士山!
普段なら、見に来ている人も多いのでしょうか。
去年の秋に行った、忍野八景のすごい人出を思い出しました。
山梨に「今は、来ないで・・・」そうですね。
少し、気が緩んできているようですが、今一度引き締めないといけませんね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。