「ツッピツッピって、どんな意味があるんだっけ?」
庭でシジュウカラが、ツッピツッピ繰り返し鳴いている。ウッドデッキで珈琲を飲みながら夫と話していたのだが、興味が湧き『トリノトリビア』を開いてみる。
どうやら「ツッピツッピ」は、オスがメスに求愛するときや、オス同士で縄張りを主張するときに使われる鳴き声らしい。
「ツピーツピー」「ピーツツピーツツ」など、バリエーションが多いほどメスにモテます。器用でかしこい=生き残る力があるオスということなのでしょう。
「求愛だったんだね」
「ツッピツッピばっか。バリエーションが少ないオスだなあ」
シジュウカラの鳴き声を聞きながら、ひとしきり笑った。
ちなみに「ヂヂヂヂ」は、餌があるよ、集まれ!
「ピーツピ」は、敵だ、気をつけろ!
「ピーツピ、ヂヂヂヂ」は、気をつけつつ集合!
シジュウカラたちは、「二語文」を使いこなす野鳥なのである。
「モズは、ものまねが得意なんだって」
「ものまねが上手いと、メスにモテるのか」
百舌鳥とかいてモズ。いろいろな鳥の鳴き声を真似るらしい。
メスにモテるためというのがひとつの説です。まねする鳥の多くは、レパートリーが多いほどモテるといわれています。
シジュウカラにしろ、モズにしろ、野鳥のオスも、器用でかしこくなくては自分の種を残せないということか。
新緑のなかで気持ちよくさえずっているように見えて、彼らも必死なのだ。
きのうの朝、散歩中に見かけたモズです。
いつもと違う場所から観た八ヶ岳連峰。
居間は大きな窓だらけなので、新緑の季節は林のなかにいるようです。
西側の窓から見える林。
北側の窓から見た風景。
2階のベランダから見下ろした庭。
西側の林。
ウッドデッキを見下ろすと、夫がペンキ塗りしていました。
☆野鳥観察を紹介した『地球の歩き方』サイトは → こちら
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。