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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

泥をかぶった抜け殻

庭を歩いていて、あちらこちらに泥をかぶった蝉の抜け殻を見つけた。

初夏に鳴きだす蝉たちのトップバッター、ニイニイゼミである。歩きながら数えると、すぐに20を超えた。数え切れない。

 

ニイニイゼミは湿った土を好み、泥だらけのまま這い出して、その抜け殻を残すため、ほかの抜け殻とはっきり区別がつく。

鳴き声もチーチーいっているだけでジミーな蝉だが、泥だらけのワンサイズ小さな抜け殻に、ちょっと魅かれる。キュンとなる。

「山梨は空梅雨だっていうのに、きみが眠っていた場所は、ずいぶんと湿っていたんだね」

抜け殻には命はないというのに、話しかけたくなる。

「どのくらい深く潜っていたの? どのくらい眠っていたの?」と。

 

そう言えば、明野の土は粘土質だそうだ。それゆえ、美味しい野菜やお米ができると聞いたことがある。家を建てる前にここで掘った土で設計士さんが焼いてくれたぐい飲みは、今もときどき使っている。

 

蝉は何年、土のなかで眠るのか。ニイニイゼミは4~5年らしいが、外国の蝉も併せれば長く眠る蝉は17年を数えるらしい。

ここに越してきて、17年を超えた。

あのときに眠っていた蝉は、たぶんもう、いないだろう。

最近は、蜩(ひぐらし)の鳴き声で目覚めるようになった。土をかぶっていない抜け殻を見つけられる季節がすぐにやってくる。

CIMG0300ナナカマドの幹にも、いくつかありました。ほんとうに泥だらけです。

CIMG0309薔薇の棘もものともせず、登っていったんですね。

CIMG0324泥なしの抜け殻も、ひとつだけ見つけました。何蝉くんのかな?

CIMG0310庭では小紫が、花を開き始めました。

CIMG0320炭酸水に入れて楽しんでいるアップルミントも、花を咲かせて。

CIMG0316ひっそりと勝手に咲いていたこの花は、ソバナかな。

CIMG0317優しい黄色のホソバウンランも、そこここに咲いています。

CIMG0314紫陽花も、まだまだきれい。色を変えながら咲いています。

CIMG0344夏トンボもお忘れなく。秋には、赤トンボになるんだよ。

COMMENT

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  1. 悠里 より:

    息子が小学校低学年の頃の夏休みに、沢山の蝉の脱け殻を集めていたのを思い出しました。泥つきはなかったと思います。いつもの事ながらさえさんの観察感には感心させられるところです。おかげで、あーなるほどと。
    相変わらず植物園の草花はぴちぴちしていて元気そうですね。紫陽花きれい‼いい色~
    アナベル、ドライフラワー用に切りました。なんと53本も有り友達に例年通り配りました。
    赤トンボの季節も、もうすぐですね。

    • さえ より:

      悠里さん
      うちの子どもたちも、蝉の抜け殻、いっぱい集めていました。
      たぶんうちの周りにはニイニイゼミが多いんだと思います。
      ほかの蝉もいっぱいいるんですけれどね。
      庭の草木はわいわい繁っちゃって、森に近づいています(笑)
      アナベルが53本!すごいですね~♩
      まだまだ暑いけど、赤トンボの季節もすぐなのかな?

PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

 

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

 

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

随筆かきます。

 

依頼はメールフォームからお願いします。

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