週末は、客人を招いてバーベキューをした。
翌朝日曜日、ウッドデッキの汚れたところに水をかけ、ブラシでこする。
いい天気だった。
洗濯物を干しながら、ふと見ると、蝶が2羽ひらひらと舞い降りてきた。デッキに残った水に、とまっている。水を求めてやってきたらしい。
太陽に照らされ、大部分は乾いていた。そこにできた小さな小さな水たまり。
そのうち乾くだろうと、気にもせず放っておいた、ただの水だ。
「蝶にとっては、オアシスなんだ」
そう考えると、ウッドデッキが広大な砂漠のように思えてくる。小さな生き物たちは、そこを旅して生きている。
眼を閉じると、ミクロな彼らの世界に一瞬足を踏み入れたような錯覚を起こした。
こんなに小さな、水たまりとも言えない水に来ていました。
あ、空が映ってる。秋の空。うろこ雲でした。
一見真っ白な蝶ですが、羽を広げると鮮やかなオレンジ色の模様が見えました。写真には収められませんでしたが。
今、庭ではミンミンゼミの大合唱が鳴り響いています。
ほかにも、たくさんの生き物が。トカゲくん、かくれんぼ?
今年生まれたけろじも、だいぶ大きくなってきました。
カマキリくんとカナブンさんは、庭でよく見かける常連さん。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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