きのうはひとり早朝から出かけることになっていた。
アイドリングは好きではないが、零下の冷え込みだ。自分の身体が冷えに勝てなくなっているのは確かで、5分だけでもと駐車場に出ると、南アルプス連峰の山々が雪化粧している姿が目に飛び込んできた。
初冠雪のときのようなちょんと頭に雪を乗せただけ、というのとはまったく違い、霜降りに積もった雪が肉眼でも綺麗に見えた。
せっかくだから、雪化粧した山々を拝んでから出かけようということになる。
まだ暖まらない運転席に乗り込み、南アルプス連峰が見渡せる場所へと車を走らせた。といっても車なら2分ほどだ。
美しかった。
まさに、早起きは三文の徳である。
ここ山梨の田舎、明野に越してきてから知ったことはたくさんある。
山を覆う雲が、雪を降らせていることもそのひとつだ。
考えてみれば当然のことなのに、雲隠れした山々が雲のベールを脱いだ途端、美しく雪化粧した姿を見せたときの驚きは、大きかった。
そういえば、越してきた頃はよく、木枯らしの松林が揺れる音を車が来たのかと聞き違えたが、いつのまにか聞き違えることはなくなっていた。
自然と耳が、音を判別するようになったのだろう。
人の身体もまた、自然のなかのひとつなのかも知れない。
駐車場から見えるのは、南アルプス連峰でも鳳凰三山の辺り。
ちょっと歩けば、甲斐駒ケ岳も見えます。
でも写真を撮ったのは、ゴミ出しロードから。
悠々と山並みを構えている姿が一望にできるところです。
甲府に向かう途中に見えた鳳凰三山の南側の山々。積雪中ですね。
八ヶ岳も、雪化粧を濃くしています。
八ヶ岳の権現岳。
これは、同じ明野の浅尾でも違う場所から観た富士山です。
雪をかぶった山は、やはり美しいものですね。
それぞれに、違う表情を見せてくれますね。
富士山、きれいに見えていますね。
先週は、あの近くにいたのだなあ~と思って拝見しました。
どの場所からも、富士山は風格がありますね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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