お隣り韮崎市の観光スポットである「わに塚のサクラ」の元気がなくなってきている。
パワスポキャメちゃんのパワースポット取材に出向いたら、なんとなく淋しげに見えたのだ。
樹齢330年のエドヒガンザクラで、韮崎市の指定天然記念物であり、シンボルツリーとも言われる立ち姿が何とも美しいこの桜の木を見上げ、いくら秋とはいえ淋しい気持ちになるとは思ってもみなかった。
その後、韮崎市が「わに塚のサクラ」クラウドファンディングをふるさと納税サイトで始めたと知り、その様子をふたたび見てきた。
これまでにない夏の猛暑や、ゲリラ豪雨、強風が近年「わに塚のサクラ」を襲っている。そんな自然災害などで枝が折れたり、花の数も減ってきていて、人の力で桜の命を守っていくことがどうしても必要になったという。
「わに塚」は、日本武尊の王子、武田王がこの地域を治めた後、埋葬された場所なので「王仁(わに)塚」と呼ばれるようになったとも言われる。
歴史的な背景もさることながら、その凛としたたたずまいには、見る人の胸に優しく強く語りかけて来るようなパワーが感じられる。
少し淋しげには見えても、その凛としたたたずまいに、胸の奥の何かがハッとさせられることに変わりはなかった。
秋空を見上げる「わに塚のサクラ」。
八ヶ岳とのツーショット。
反対側からもパチリ。逆光ですが、影絵のよう。
韮崎市のパワースポットにも、選ばれています。
3年前の春に撮った写真です。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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