ウォーキングしていて、初めて見る花に出会った。
茎を中心にとりかこむように白い花を咲かせている。ちょっと変わった咲き方だ。
Facebookの「山野草・雑木・雑談を楽しむコミ」というグループで訊いてみると、オドリコソウだという。白い花を咲かせているので、白花オドリコソウともいうらしい。
ああ、これが! とうれしくなった。
ヒメオドリコソウは、そこらじゅうに咲いている馴染み深い花だが、そのヒメオドリコソウは、オドリコソウに似た小さな花だからそう名づけられたと知っていた。だが、実物のオドリコソウは見たことがなかったのだ。
「ラインダンスしてるみたいでしょう?」
と教えてくださる方もいて、なるほどと思う。たしかに踊っている。
野の草花の名前やその由来などをひとつ知ると、似た花や同じ頃に咲く花、似たような場所に咲く花などへと道が広がっていく。
「蜜が美味しいよ」
そう教えてくださる方もいて、子どもの頃にサルビアの蜜を吸ったことを思い出しなつかしくなったが、まだ吸ってみてはいない。
この子です。黄色やピンクのオドリコソウもあるそうですが、みんな白でした。
上から見ると、こんな感じ。
根もとの方から咲き始めるんですね。カラスノエンドウも心なしか踊っているかのよう。
白く風船のように膨らんだ蕾が、可愛らしい♡
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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