庭のタチツボスミレが、花を咲かせ始めた。
落ち葉をどけたり、水をあげたりして花を楽しんでいる。
そこで初めて、ニホンカナヘビに出会った。
ニホントカゲは庭でよくお目にかかっていたのだが、記憶するにカナヘビくんは初めて。
陽だまりのように、ホッと胸があたたかくなるその可愛らしさに見入ってしまった。
トカゲとカナヘビの違いは、簡単に言うとトカゲの方が光沢があり、カナヘビの方がしっぽが長いのだそうだ。
だけど、脚があるのになぜ蛇?
調べてみたところ、むかしトカゲは「ヘビノジ(蛇の爺)」とも呼ばれていたらしく、小さくて可愛らしいところから「可愛い蛇の爺」の意味で「愛蛇(カナヘビ)」と呼ばれるようになったとか。
万葉集の歌が詠まれた頃、「愛しき」とかき「かなしき」と読んだそうだ。
カナヘビくん。むかーしむかしから、人と仲よく、可愛がられていたのだろう。
「手乗りにしたい」
その衝動を抑えつつ、そっと見守った。
玄関側の石垣の隙間に集めています。にぎやかに咲いてる子たちもいれば。
ひとり凛と咲いている子もいます。
もともとは、どこかから種が歩いてきたスミレたち。
放っておいても、毎年強く咲いてくれます。
全然関係ない場所まで、歩いていったスミレも。
こちらは、家の前の道端に咲いていたスミレ。濃い色も可愛い。
ここからは、爬虫類が苦手な方は見ないでください(笑)
この春はじめて出会った二ホンカナヘビくん。こんにちは。
こちらは、以前撮ったニホントカゲの子ども。幼少期のみしっぽが青いんです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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