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はりねずみが眠るとき

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カラマツの紅葉

「美し森の紅葉が、今、きれいらしいよ」

土曜日、夫婦ふたりで紅葉を眺めてドライブした。

北杜市から長野に抜け、JR富士見駅近くの「mountain bookcase(マウンテンブックケース)」が最終目的地。1年前に取材した韮崎の本屋さんが、移転し新装オープンした。昨年は夫のカレンダーを置いてもらったりとお世話になったこともあり、一度行ってみようという話になったのだ。

 

さて、美し森

「Facebookに小淵沢の友達がきのう美し森の紅葉がきれいだったってアップしてたんだけど、ツツジって紅葉するんだっけ?」

「うーん、わかんないけど、真っ赤に染まるドウダンツツジもツツジだよね?」

急な坂と枕木を並べた階段を10分ほど登ると、展望台に到着。

「ツツジってどれ?」

「もう葉っぱ落ちてるね」

昨年、ツツジの植樹ボランティアに参加したので、その苗を探すと元気に育っていた。それだけで満足だったのだが、紅葉を見ようと立ち寄っただけに何か納得いかない。

「日本一おいしいソフトクリーム、食べようか」

日頃の運動不足がたたったのか、わたしは10分の急な登りにバテていた。

のんびり休憩していると、ギターを抱えた初老の男性が、話しかけてきた。

「どんな曲が好き?」

夫が、洋楽のバンド名をいくつか答えると、イーグルスの「ホテルカリフォルニア」を弾き始める。ライブの練習に来ているのだそうだ。

「紅葉はイマイチだったけど、日本一おいしいソフトクリームも食べられたし、風変わりなおっさんのギターも聴けたし、まあよかったね」

そんなふうに話しながら、下り道を歩いた。

 

けれどそのあと、富士見に向かう途中、素晴らしい紅葉を何回も目にすることができた。道路を走りながら。通りかかったスポーツセンターで。

紅葉の名所や展望がいい場所じゃなくっても、すっかり秋を満喫した。

 

「誰が、ツツジの紅葉って言った? カラマツの紅葉がきれいだったんだって」

帰り道、偶然会った夫のFacebookの友達が呆れて言った。

そういえば、美し森の展望台から見下した山の裾野には、黄色く色づいたカラマツ林が広がっていた。

山々の裾野に広がっているのが、カラマツの紅葉なんだね。

わたしが植えたツツジも、根づいていました。

ボランティアで、植えたときの写真です。

展望台まで行った人だけが食べられる「日本一おいしい」ソフトクリーム。

ほんとに、美味しかった!

日本一~日本三位の高さの山まで、いろいろ見渡せる場所だそうです。

残念ながら、雲がいっぱい広がっていました。

富士見へ向かう道路で、車を停めて。

パターゴルフやテニスコートのある場所では、モミジが美しく色づいていました。

足もとの道もカラフルです。

やっぱりモミジは紅葉の王様ですね。

COMMENT

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  1. hanamomo より:

    美しいですね!!!
    もみじの赤い色が寒暖の差の大きいことを物語っておりますね。

    カラマツの紅葉、友人の家に行くとみられました。
    先日図書館にある小さなカラ松もこんな色をしておりました。
    秋が深まっていきますね。
    ソフトクリーム食べたいな~。
    でもいつも思うのはハーフサイズがあればもっと気軽に食べられるのにな~。

  2. さえ より:

    >hanamomoさん
    紅葉、美しかったです。
    寒暖の差が美しい紅葉を見せてくれるんですね。
    カラマツの紅葉、並びが綺麗ですよね。こちらは人の手と自然が織り成す美しさかもしれませんね。
    日に日に、秋が深まっていきますね~

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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