昨年暮れに友人にもらったシクラメンが、咲いている。
花が終わり葉だけになっても、冬のあいだ家のなかに置き、春になってからは庭で陽にあてていた。
というより、水やり以外は申し訳ないほど放っていたのに咲いてくれた。
調べればシクラメンは、葉を枯らして球根だけの状態で夏越しさせる「休眠法」と、葉を残して生育させながら夏越しさせる「非休眠法」の2つの方法があって、初心者は「非休眠法」の方が簡単とあった。
知らないうちに簡単なほうで、咲いてくれたわけだ。
花の色や大きさなどの種類によっても、育ちやすい気温があるらしく、この場所の涼しさが居心地よかったのかもしれない。
その葉っぱのお布団で、けろじが気持ちよさそうに日向ぼっこしていた。
冬の花のイメージがあるシクラメンと、夏の生き物アマガエルが仲良くしているのを目にするのは、珍しい。
10月に入り、急に冷え込んだが、いつ頃部屋に入れればいいのだろうか。
可愛いです。去年より、色が濃くなったみたい。
プロペラを回転させるようにして、花開いていくんですね。
ふかふかの葉っぱの上で、けろじ気持ちよさそう。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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