毎日のように八ヶ岳を眺めている。
けれど、同じ表情などないのではないかと思うほどに、日々違って映る。
雲をかぶっていたり、霞んでいたり、そういう違いもあるけれど、晴れて冷え込んで空気が澄んで、などの山が美しく見える条件が揃うだけではないように思う。ときにハッとするような美しさを見せるのだ。
日々眺めているからこそ、その美しさを忘れてしまう。毎日のこまごまとしたことに気をとられて、八ヶ岳の存在すら忘れてしまうこともある。
そんなとき、ハッとする。
雑事でいっぱいだった心に風が吹き、心を洗い流してくれる。
長く麓に暮らしていると、山は心をも映すのだと最近知った。
きのうの八ヶ岳です。薄い雲たちと戯れながら、雪化粧も鮮やか。
アップにすると、凍った山の厳しさが浮き上がります。
あ、わたしの影が入っちゃった? と思ったら電柱でした。
わたしの影はこちら。ぶくぶく厚着して、大きなカバン持ってるなあ(笑)
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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